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Channel: 乱鳥の書きなぐり
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東大寺修二会(お水取り)「初夜上堂お松明」の初めから終わるまで(21景)

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 東大寺修二会(お水取り)
  「初夜上堂お松明」
   午後7時00分~7時20分の20分間ほどです。


 
「初夜上堂お松明」が始まる20分前と、直前の二回
 連絡係の僧侶が、下から灯火を持って上がって行かれます。 
 連絡後、確認をして、午後7時から7寺20分までの約20分間、松明10本(12日だけ11本)により、「初夜上堂お松明」が行なわれます。

 午後7時00分
 お松明の火が、良弁杉と二月堂を結ぶ階段に見えます。
「初夜上堂お松明」の始まりです。

 二月堂向かって左
 お松明の火が神々しく光ります。

 突き出し、くるくる回し、火の粉が舞います。
 
 お松明は左から右門へと、勢いよく走ります。
 火は、暗い夜空に浮かび上がります。

 続いて二本目の松明の火。
 火は左右門に輝きます。

 はい!

 この掛け声で、左右の松明の火は同時に突き出され、回され、火の粉は舞い上がり、飛び散ります。

 右のお松明を取りかたずけられ、
 
    バタン バタンバタン バタン

 音さえ違えども、歌舞伎の拍子木のようなリズムです。
    バタン バタンバタン バタン
の音の後、左の松明は右へと猛スピードで走ります。

 続いて二本目の松明の火。
 火は左右門に輝き、云々と合計十本続きます。
 
 わぁ
 きれい
 すごいぞ!
 皆の歓声も飛び交います。

 風は弱い日でした。
 しかし火の粉や差し出されたお松明の燃えかすが二月堂すぐ近くに舞い落ちます。
 すぐ下では竹箒を持った僧侶たちが、まだ赤い火の灯る杉の枝を掃除されます。
 まるで歌舞伎のように、お松明ごとに、その都度すぐにかたずけられます。

 私たちが見たのは三月六日
 お松明は全部で十本でした。

 方々から満足のため息が聞こえ、
 方々からこんな声が聞こえてきました。
「これで今年も厄払いが出来た」
「初夜上堂お松明」は奈良の人々にとっては、厄払いのひとつとして感じておられるようです。
 




    

 

 

 

 

 

 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 見てくださいましてありがとうございます。

 暗く、坂ぎみの階段上から両手を天に上げて撮影しています。
 いつもながらとはいえ ブレが激しく申し訳ございません。
 お許しください。











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