『稲生逢妖談』宮内庁書陵部所蔵
99:『稲生物怪録絵巻集成』(いのうもののけろくえまきしゅうせい) (杉本好伸編 国書刊行会出版)から
『稲生逢妖談』(いのうほうようだん)(宮内庁書陵部所蔵) 他 解説など
以前から読んでいた『稲生物怪録絵巻集成』に収録されている『稲生逢妖談』をようやく読了。
百物語ならず三十夜物語形式の『稲生逢妖談』
収録内容と目次は次の通り(データーベース)
怪談之由来併画
稲生武太夫一代記
稲生物怪録絵巻
稲亭物怪録
稲生平太郎物語
稲生逢妖談
稲亭物怪図記
目次
第1編
絵巻(井丸家所蔵『怪談之由来併画』
吉田家所蔵『稲生武太夫一代記』
堀田家所蔵『(無題簽)稲生物怪録絵巻』)
第2編
新出絵巻と写本
(広島県立歴史民俗資料館所蔵『稲亭物怪録』
慶応義塾大学三田メディアセンター所蔵『稲亭物怪録』)
第3編
絵本
(東北大学附属図書館(狩野文庫)所蔵『稲生平太郎物語』
宮内庁書陵部所蔵『稲生逢妖談』
西尾市岩瀬文庫所蔵『稲亭物怪図記』)
二十二日
こんな妖怪なら、出てきてほしいかも…と、主婦のわたくしは思うのです^^v
宮内庁書陵部所蔵『稲生物怪録』 最後の部分
『稲生物怪録』のモチーフは、様々な文芸作品に取り入れられています。
折口信夫『稲生物怪録』
泉鏡花『草迷宮』
稲垣足穂 『山ン本五郎左衛門只今退散仕る』『懐かしの七月』『稲生家=化物コンクール』
田中貢太郎『魔王物語』
巌谷小波『平太郎化物日記』(『少年世界』大正十四年八月号~十五年二月号に連載)。
水木しげる『木槌の誘い』
宇河弘樹『朝霧の巫女』(三次を舞台に描かれた、平成稲生物怪録)
小沢正・宇野亜喜良『ぼくはへいたろう』 〈『稲生物怪録』に関する研究書・解説書など〉
東雅夫編『稲生モノノケ大全』
陰之巻 ・荒俣宏『平田篤胤が解く「稲生物怪録」』
杉本好伸編『稲生物怪録絵巻集成』
谷川健一編『稲生物怪録絵巻』
倉本四郎『妖怪の肖像』
『妖怪絵巻―日本の異界をのぞく』(『別冊太陽』170)
以前『妖怪絵巻―日本の異界をのぞく』(『別冊太陽』170)で一部分を載せられていた『稲生物絵巻』を読んだことがある。
『稲生物怪録と妖怪の世界~みよしの妖怪絵巻~』
(広島県立歴史民俗資料館(三次市)平成 16 年度開館25周年特別企画展展示図録)
以前読んだ部分から。写真は九夜目。
『稲生逢妖談』は大変面白い絵本ですが、特に「九夜乃夜」は何ヶ所も大笑いの連続でした。
92:『稲生物怪録絵巻集成』(杉本好伸編 国書刊行会出版)から『稲生逢妖談』(宮内庁書陵部所蔵)
『稲生物怪録絵巻集成』218-304
『稲生逢妖談』(宮内庁書陵部所蔵)
解説