95: 『観世流続謡曲百番集』「三井寺」
先日映画『近松物語』(人形浄瑠璃・歌舞伎の演目『大経師昔暦』)溝口健二監督 大映 1954年 長谷川一夫を見ました。
元の近松作品を読みたくて、映画を楽しんだひの夜、『近松全集』、『歌舞伎全集』、日本古典文学大系『近松浄瑠璃集上』から「大経師昔暦(だいきょうじ むかしごよみ)」を探し出し、とりあえず日本古典文学大系『近松浄瑠璃集上』の「大経師昔暦(だいきょうじ むかしごよみ)」を読み始めました。
『近松浄瑠璃集上』「大経師昔暦(だいきょうじ むかしごよみ)」(日本古典文学大系)に謡曲「三井寺」の一節が出てきたので、「三井寺」を楽しみました。(百番集505ページ)
『観世流続謡曲百番集』「三井寺」
「」で記した部分が日本古典文学大系の『近松浄瑠璃集上』「大経師昔暦(だいきょうじ むかしごよみ)」に出てきた処
その前の行から照らし合わせても面白い。
後夜の鐘をつく時ハ諸行無常と響くなり………
謡曲「三井寺」は『観世流続謡曲百番集』にして10ページ程
『観世流続謡曲百番集』「三井寺」では月の表現が見事です。
『近松浄瑠璃集上』「大経師昔暦(だいきょうじ むかしごよみ)」
日本古典文学大系に謡曲「三井寺」 201-251ページ (241)
『観世流続謡曲百番集』「三井寺」 505-509ページ (509)