『壇浦兜軍記〜阿古屋 』
出演:坂東玉三郎 市川染五郎 市川段四郎 中村吉右衛門
役者さんたちに
2007年
80分
カラー
平家の武将平景清の愛人である遊女阿古屋が主人公。劇中で、阿古屋が琴・三味線・胡弓を演奏するのが最大の見どころ。 源頼朝に恨みを募らせ逃亡中の平景清の居場所を詮議するため、愛人の遊女阿古屋が問注所に呼ばれる。郎党の榛沢六郎の尋問でも口を割らない阿古屋に対し、代官の岩永左衛門は拷問を主張するが、詮議の指揮官である秩父庄司重忠は、阿古屋に琴、三味線、胡弓を順に弾かせることで、彼女の心のうちを推し量ろうとする。 拷問代わりの弾き語りはいわば嘘発見器。阿古屋役は、実際に三曲を演奏し唄いながら、真情を細やかに表現しなければならない。定評ある玉三郎の阿古屋に、知と情を併せ持つさばき役の重忠に吉右衛門という注目の顔合わせで。 (2007年/平成19年9月・歌舞伎座)
舞台でもれてビデも何度となく楽しんでいる演目の『阿古屋』
今日は字幕付で楽しませていただきました。
段四郎さんの人形、よかったです
玉三郎さんの琴、三味線、胡弓
胡弓は素晴らしく、 蘇州(山塘街)で見た伝統芸能 『評弾』を思い出しました。
今日は『壇浦兜軍記〜阿古屋 』だけだと思い、心の底から楽しみにしていた『妹背山婦女庭訓〜道行恋苧環』(芝翫 現・坂田藤十郎 團十郎)を見逃してしまいました。
『阿古屋』は良かったのですが、ショックが大きく、小一時間は立ち直れそうにありません(笑)
染五郎さん、早くよくなって下さいね。