紙半豊田記念館 『今井町豪商の生活と文化展(美術品調度品)』 2014年5月末
平成24年3月に私費で自宅横に開設された今井町の『紙半豊田記念館』を楽しませて頂きました。
奈良・今井町の豪商・豊田家の12代目当主 豊田 敦館長のお話とご指導、ご教授を承りました。
今井町の豊田家に伝えられる宝あふれる紙半豊田記念館内で古文書とは何かを目の当たりにし 生きた古文書に触れる事ができましたことは、わたくしにとり貴重な体験の一つであると喜んでいます。
先生と一緒に拝見させて頂き読ませて頂きました油粕の古文書は今も心に残っております。
古文書の入った重厚な箱はわたくしにとり、まさに宝箱でございました。
豊田家の12代目当主様との事ですが気さくで心温かなお人柄にも惹かれ、今井町の奥深い素晴らしさや歴史深さを改めて感じさせて頂きました。
豊田 敦館長とお優しい記念館担当の女性、そして関係者の皆様にこの場を借りまして、厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。
(ライフより引用)
春季展で展示されている陶磁器類=奈良県橿原市の豊田記念館
江戸時代に栄えた奈良県橿原市今井町の豊田家(本家)当主が代々収集した陶磁器や当時の商売道具、古文書などを集めた「紙半(かみはん) 豊田記念館」(同市)が開館して2年を迎えた。私設の展示施設とあって見学者はまだそれほど多くなく、館長の12代当主らは「コレクションを見て、豊田家のことを知ってほしい」と入館を呼びかけている。
豊田家は商業都市として繁栄した今井町の豪商のひとつ。江戸中期〜後期の5、6代の当主時代には大和綿や肥料を取り扱って財を築き、書画や陶磁器などの美術工芸品を収集した。現在も多くの品が残され、その数は約4000点にのぼるという。
蔵風の木造2階建て記念館は、12代当主の豊田敦さん(66)が、コレクションを豊田家の証として後世に伝え、多くの人に見てもらおうと、平成24年3月に私費で自宅横に開設。春と秋に展示品を入れ替えながら公開している
春季展を開催中は計約220点を展示。江戸時代につくられた蒔絵の重箱や硯箱、江戸中期の源氏物語屏風のほか、伊万里焼の大皿、中国・明時代の香炉、李氏朝鮮時代の徳利、清水焼や萩焼の茶器類、今井で江戸時代に使われた紙幣「今井札」−など、貴重な品々が並んでいる。
現在、年間入館者数は約5千人。公立の博物館などに比べると少ないが、館長代行の福井逸夫さん(65)らスタッフ6人が、訪れた人に丁寧な説明を行っている。豊田さんは「親しみやすい館をめざしており、もっと多くの人に見学していただきたい」と話している。
所在地
奈良県橿原市今井町3丁目9−11
近鉄大和八木西口駅下車徒歩15分
開館時間
10:30〜16:30(入館は16:00まで)