82; 『カフカ寓話集』 岩波文庫 赤438-4 フランツ・カフカ著 池内紀訳
660円(税抜)
1998年01月
フランツ・カフカ著
池内紀訳
池内紀(いけうち・おさむ)とは
1940年、兵庫県姫路市生まれ。ドイツ文学者。主な著書に『ウィーンの世紀末』(白水社)、『見知らぬオトカ ム――辻まことの肖像』『無口な友人』(みすず書房)、『日本の森を歩く』(山と渓谷社)、『マドンナの引っ越し』(晶文社)ほか。訳書に『カフカ短編集』『カフカ寓話集』(岩波文庫)、ジュースキント『香水』(文藝春秋)ほか。『海山のあいだ』(角川文庫)で講談社エッセイ賞、『ゲーテさん こんばんは』(集英社)で桑原武夫学芸賞、『ファウスト』の新訳(集英社)で毎日出版文化賞、『カフカ小説全集』(白水社)で日本翻訳文化賞。
岩波書店
岩波文庫 赤438-4
以前にも読んだ 『カフカ寓話集』を読了。
短編なので、気取らず読めるね。
やはり、カフカは面白いワ☆
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
「カフカ伝説」といったものがある。世の名声を願わず、常に謙虚で、死が近づいたとき友人に作品一切の焼却を依頼したカフカー。だが、くわしく生涯をみていくと、べつの肖像が浮かんでくる。一見、謙虚な人物とつかずはなれず、いずれ自分の時代がくると、固く心に期していたもの書きであって、いわば野心家カフカである。
【目次】(「BOOK」データベースより)
皇帝の使者/ジャッカルとアラビア人/ある学会報告/ロビンソン・クルーソー/サンチョ・パンサをめぐる真実/アレクサンドロス大王/新しい弁護士/ポセイドン/アブラハム/メシアの到来/こうのとり/貂/使者/小さな寓話/獣/だだっ子/柩/掟の問題/一枚の古文書/走り過ぎる者たち/よくある事故/十一人の息子/兄弟殺し/中庭の門/隣人/巣穴/最初の悩み/ちいさな女/断食芸人/歌姫ヨゼフィーネ、あるいは二十日鼠族