Quantcast
Channel: 乱鳥の書きなぐり
Viewing all articles
Browse latest Browse all 5148

60: 『垂迹美術』(すいじゃくびじゅつ) 奈良国立博物館 監修 角川書店 1964年

$
0
0


 60: 『垂迹美術』(すいじゃくびじゅつ)



 奈良国立博物館 監修
 角川書店
 図版67枚 はり込み原色図版3枚 解説130p
 1964年(s39)

 仏教芸術
 宗教美術
 ガンダーラ美術
 密教美術
 禅宗美術
 寺院建築
 仏像
 仏画
 厨子
 行道面
 曼荼羅



『垂迹美術』(すいじゃくびじゅつ)という分厚い本を見ました。
 興味のあるものは解説を読み楽しませて頂きました。
「垂迹」とは仏・菩薩が衆生を救うために仮の姿になって現れる事とあります。



 メモ
「垂迹思想と舎利信仰が複合した形体」
    (春日明神舎利塔 春日大社)
「碑伝」
    修験道の信者が入峰の回数を示すために立てた標識
      修法の祈願
      参籠年紀の祈願
      参籠名前
      参籠度数



 垂迹する
 例: 権現
    八幡というのは盧遮那仏が八幡の姿を借りて現れる(垂迹する)こと…?

 
【垂迹美術】(すいじゃくびじゅつ)とは   世界大百科事典 第2版の解説 (コトバンク - kotobank)より
 平安時代後期に成立した本地垂迹説,すなわち神が本地である仏の垂迹として日本に権現したとする説に基づいて造形された美術。
 広義の神道美術,仏教美術の一分野といえ,造形的にも思想的にも,きわめて日本的な特徴をもつ作品が多く,平安時代末期から中世にわたって制作された。
 代表的な作品は垂迹曼荼羅で,春日曼荼羅,山王曼荼羅,熊野曼荼羅,石清水曼荼羅などがある。
 それぞれにさまざまな変化があるが,基本形は,本地仏を密教の曼荼羅のように配した本地曼荼羅と,社殿,社景を浄土のように描いた宮曼荼羅の2形式である。

【権現】(ごんげん)とは  ウィキペディアより
 日本の神の神号の一つ。日本の神々を仏教の仏が仮の姿で現れたものとする本地垂迹思想による神号である。権という文字は「権大納言」などと同じく「臨時の」「仮の」という意味で、仏が「仮に」神の形を取って「現れた」ことを示す。
 インドのバラモン教やヒンドゥー教の神々は「天」という神号で護法善神として大乗仏教の天部に取り入れられたが、日本の神々が日本仏教に取り入れられた際には本地垂迹に基づき権現という神号が多く用いられた[1]。権現には山王神道(天台宗)・両部神道(真言宗)に基づくものや、自然崇拝(山岳信仰)と修験道が融合したもの等がある。



Viewing all articles
Browse latest Browse all 5148

Trending Articles