35: 『都風俗化粧伝』(うち「髪の部」まで)東洋文庫414 佐山半七丸著 速水春暁斎画
東洋文庫414
302ページ うち「髪の部」(153ページまで)
著者 佐山 半七丸
画図:速水 春暁斎
校注:高橋 雅夫
出版社 平凡社
302ページ
解説
美しくありたいという女心は、いつの世にも変わらない。本書は美人になるための実用絵入り百科ともいうべき、江戸後期のファッション・ブック。ニキビ・ソバカスの手入れ、紅白粉のつけ方、髪型、かぶり物、等々。
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『都風俗化粧伝』(みやこふうぞくけわいでん)は、江戸時代後期に佐山半七丸(さやま はんしちまる )によって著された美容指南書。速水春暁斎(はやみ しゅんぎょうさい)画図。当時の都会で流行した化粧やファッションのみならず、身のこなし[2]についても記されている。
上・中・下全3巻。文化10年(1813年)に刊行された。版元は京堀川通 河南喜兵衛。現代の活字本として、平凡社東洋文庫版がある(高橋雅夫 校注、1982年)。
『都風俗化粧伝』は(みやこふうぞくけわいでん)と読む。
某映画で【化粧云々】を“けばい云々”と読ませたのは記憶に残るところである。
『都風俗化粧伝』(うち「髪の部」まで)を楽しむ。
東洋文庫414のおおよそ1/2である。
目を大きく見せない方法等、こと細かに書かれている。
歌舞伎や浮世絵や現在のスーパーモデルやイラスト等見ていても思い出す部分は大いにある。
今様の一般的な女性とは異なる江戸時代後期の化粧法に面白みを覚えた。
『都風俗化粧伝』(みやこふうぞくけわいでん)には医学的な考慮をした記述もあれば、大笑いしそうな部分が入り乱れる。
例えば、髪の部。
白髪には黒豆をすりつぶし、髪につけのばすと、髪の毛は黒々と長くなる(要約)とあり、ほくそ笑む。
なお、『都風俗化粧伝』(みやこふうぞくけわいでん)は某大学図書館様が『都風俗化粧伝. 巻之上,中,下』を公開して下さっております。
「化粧の部 頭部」(154)からは、東洋文庫片手にオリジナルで読むのも面白いかもと、ただいま思案中です。
…が、読みたい本が山積みで、考えられないほど多くの複数本併読中のため、無理かも(^^::)で語じゃりまする。