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122:『続々日本絵巻大成5 清水寺縁起 真如堂縁起 』影印「清水寺縁起」上・中・下巻「解説」(7枚)

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 122: 『続々日本絵巻大成5 清水寺縁起 真如堂縁起 』影印「清水寺縁起」上・中・下巻「解説」

      伝記・縁起篇-清水寺縁起 続々日本絵巻大成伝記・縁起篇 5

         
      


 伝記・縁起篇-清水寺縁起 続々日本絵巻大成伝記・縁起篇 5

 草創から坂上田村麻呂の東征、観音の霊験を描く「清水寺」、応仁の乱や本堂再建を描く「真如堂」。中世の風俗を伝える二縁起を総カラー初刊行。重文。

 中央公論社

 1994/05/19

 191ページページ 

 定価: ¥48,422(税込) ← 現在(2012.8.8)ほぼ 在庫無し
 
 B4判



 上巻 序


 田村麻呂は勅を受け、蝦夷へ
 川がはだかる
「いったい、どうしたものか…」
「馬のひずめを鎮めて川の中へ進め…」
 
 戦い
 雷までも味方となって、田村麻呂 圧勝
 蝦夷軍の顔かたち姿衣装楯は、田村麻呂たちとは違った表現
 蝦夷軍、船で逃げる


 上巻 最後

   右、芳翰(ほうかん)(真筆)疑ひ無きものなり。
   古筆了伴(印)「琴山」

   
 古筆了伴【こひつ-りょうはん】  kotobank デジタル大辞泉の解説より▼
   1790−1853 江戸時代後期の古筆鑑定家。
   寛政2年生まれ。古筆了意の子。
   古筆宗家10代。嘉永(かえい)6年7月24日死去。64歳。
   姓は平沢。名は最恒。通称は弥太郎。
   別号に一篷庵夢翁。

 真筆 しん‐ぴつ   kotobank デジタル大辞泉の解説より▼
   その人が本当に書いた筆跡。真跡。「空海の―」⇔ 偽筆。


「清水寺縁起」は三巻。上巻、中巻、下巻全ての最後に上の様に真筆を証明した古筆了伴(印)が示されている。



 









「清水寺縁起」にも色々なお話が載っていたが、このお話はシンデレラ物語みたいで好き^^ 
 よく読むと清水寺が四天王寺と同じ立場にあることがわかる。
 調べてみると昔京都の清水寺の少し離れたところには処刑場があったり、色々な方が住まれる住区があったらしい。
 そういった点で『説経節』や他の書物の解説などによる四天王寺の再生の意味合いに類似する。
 ものがたりの中では「結婚」も再生の意味に含まれる場合が多い。例えば次のようなものがある。
 以前読んだ『篠山本 鼠草子』も鼠が現状から抜け出し、人間の女と結婚したいと思いが清水寺にお参りし、帰りに姫を見つける。
 解説では『サントリー本 鼠草子』を取り上げられていた。

 上の物語でもう一点。
 赤貧の女が清水寺に七日間籠り祈る。  →参籠(さんろう)
 そしてお告げ。
 そして男性に出会う…
 めでたしめでたし


 参籠(さんろう)とは
 神社や仏堂などへ参り,一定の期間昼も夜もそこに引き籠(こも)って神仏に祈願すること。
 古来祭りに神を迎える際には一定の場所に忌み籠って身心を慎む聖別の過程があるが,参籠はこの籠りの儀礼がとくに個人的な祈願形式となって平安朝以来発達したもの。
 〈三日参籠〉(《太平記》),〈七日参籠〉(《白峯寺縁起》),〈百日参籠〉(《平家物語》)など日限をつけて参籠し,最終日を結願(満願)の日として神仏の効験(利生)があることを期待する。




 
 能楽『田村』も、みたい〜☆

 高取町出身である最初の「征夷大将軍」坂上田村麻呂の活躍/「最初の征夷大将軍」坂上田村麻呂の活躍
 (↑ 「最初の征夷大将軍」坂上田村麻呂の活躍」に、たまたま同じ場面の絵が載っていた^^v)




 本文詞、現代訳、現代訳解説各三回程度、「清水寺縁起」の「解説」二度程度…一応楽しんで読んだが、今のところわたくしはこんな感じ。

 数年経って今まで読んだ絵巻物をもう一度読み返すと、もう少し楽しめる内容、理解できることが増えるのだろうなぁと楽しみ。

 なんだか楽しいお話がいっぱいあったので多く書きたいが、今日はこの辺で…。

 清水寺には何度となく行ったことがあるので、うれしかったぁ〜☆



 おもしろかったぁ〜〜〜
 


 


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