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Channel: 乱鳥の書きなぐり
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豊田市美術館  Toyota Municipal Museum of Art (8景)

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    豊田市美術館  Toyota Municipal Museum of Art
            愛知県豊田市小坂本町8-5-1


 美術館そのものがアート。
 今回の企画展『フランシス・ベーコン展』にふさわしい心地がして、イランのアーブギーネ博物館と同じくらいに好きになった美術館。
 建築家は 谷口吉生 氏
  谷口 吉生(たにぐち よしお、1937年10月17日 - )
  日本の建築家。一級建築士、日本芸術院会員。東京藝術大学客員教授。
  日本建築学会賞作品賞2度、吉田五十八賞、高松宮殿下記念世界文化賞など多数受賞。
 ウィキペディアによれば
 豊田市美術館は、【20世紀美術とデザインの収蔵、現代美術の意欲的な企画展で全国的に知られ、また漆芸で高名な作家・?橋節郎の作品を収蔵する?橋節郎館を併設している。】
と、ある。
 わたくしが見た日の常設展では、絵画ではココシュカ、シーレ、クリムトなどに目を奪われる。
 ココシュカはコテコテした筆遣い、シーレは小作品など複数、クリムトにしては個性的な色使いの大作がガラスケースの中に展示されていた。

 廊下や階段を歩くと幾何学模様が美しく、不協和音ではない上質の現代音楽を聴いているような気持ちになる。

 企画展『フランシス・ベーコン展』の展示室も天上が高い。
 天上には 四角と丸、つまり直線と曲線が上手い割合で組み合わされ、斬新。
 基本ホワイト。
 それらは、理数的感覚を持った現代美術作品などを受け入れるやさしさと燐とした心構えを兼ね備えた空間をつくる。
 
 廊下では、豊田市を望む。
 和の心と工業都市(日本の技術)を一望できる。
 正面庭には池。各諸国を感じ、また、ワを感じる。

 豊田市美術館で、小学生の頃から気になっていたフランシス・ベーコンの作品の数々を見ることができた。
 わたくしの人生の中でも記憶に値する一つかもしれない。


 

 

 

 

 

 

 

 



      2013年8月



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