『菅原伝授手習鑑〜寺子屋』
出演:松本幸四郎 坂東三津五郎 中村福助 中村亀寿 澤村由次郎 中村東蔵 坂東彦三郎 中村魁春
各役者さんたちに拍手
2013年
90分
カラー
忠義のため我が子の命を差し出す夫婦の思いは…。 歌舞伎座「こけら落とし五月大歌舞伎」から重厚な義太夫狂言の名作を。 寺子屋を営む武部源蔵は、かくまっている菅丞相の嫡子菅秀才の身替りに、今日寺入りしたばかりの子供の首を討って、首実検にやって来た松王丸に差し出した。だがその子こそ松王丸の一子小太郎。松王丸は菅丞相に敵対する藤原時平に仕えていたが、今こそ恩義のある菅丞相に報いようと、女房の千代と申し合せ、あらかじめ身替りになるように我が子を差し向けたのだった…。幸四郎の松王丸に、三津五郎の源蔵、福助の戸浪、亀寿の涎くり、彦三郎の玄蕃、魁春の千代で。 (2013年/平成25年5月・歌舞伎座)
松王丸役の幸四郎さんの『菅原伝授手習鑑〜寺子屋』を見た。
この舞台は新しくなった歌舞伎座の杮落しで披露された演目で、今回、衛星劇場初の登場。
イヤーー!良かった☆
重厚や! 歌舞伎や歌舞伎やと心が流行る、
役者さんたちみなさんが一丸となられて、一つの古典歌舞伎をつくりあげておられた。そんな気持ちが和楽師たちにも伝わってくるのが嬉しい。
きを衒ったり新しい歌舞伎を作り出すことだけに集中市内で、次の世代にも、こういったシンの有る歌舞伎らしい古典歌舞伎を受けつないで行って欲しい。
先日小笠原流法に次の様なことが書かれていた、
『形』と『型』は大きく違う、
『形』荷は人間の心が通い、『型』は形式が大きく作用する。
その言葉を頭に入れて、例えば歌舞伎を見てみた
なるほど。上手いとされる役者さんは、話す台詞に気故知がつうじる;