『枕草子』九曜文庫 二条通(京都) : 沢田庄左衛門 慶安2[1649] 四巻の前に 『新日本古典文学大系』解説、終わり(1〜6) 【6】
『新日本古典文学大系』解説 渡辺実
(前回のつゞき)
「枕草子」の伝本のあり方 (P.374)
清少納言は中宮定子にご覧に入れるべく書いたが、誤って人手に渡る。
二五八段に類似した記述
二五八段では紙まで送られた
「草子作りとして、気が晴れる思い」
「めでたき紙二十」
誰からともなく、高麗縁の畳が届く。
「気が晴れる」
紙と共に高麗縁の畳で、清少納言は「気が晴れる」
本来、文で霊場を書くべきだが、清少納言は中宮定子に触接的な霊場ではなく、それとわかるように相手の言動に合わせることを心がけた。(二二一段) (P.374−375)
『枕草子』は二二一段のような形式を借りて、何度も礼を述べた。
『枕草子』が話の筋を持った物語ではなく、構成的には穏やかな随筆であることは、上のような成立事情の結果ですらある、と言っても過言ではない、、、
『新日本古典文学大系』解説 終わり
早稲田大学蔵書
二条通(京都) : 沢田庄左衛門,
慶安2[1649]
4冊 ; 25.6×18.5cm
早稲田大学図書館
早稲田大学蔵書 請求番号 文庫30_e0091
参考
『枕草子』九曜文庫 慶安2年
『日本古典文学大系』
『新日本古典文学大系』
『枕草子解環 四』
『枕草子 一』
(一から三十六 総合)
『枕草子』25 『枕草子』一巻読了(1〜36段 まとめ) 九曜文庫 二条通(京都) : 沢田庄左衛門 慶安2[1649]
『枕草子 二』
(三十七から五十総合) 『枕草子 二』51 『枕草子』二巻(26〜50段 まとめ) 九曜文庫 二条通(京都) : 沢田庄左衛門 慶安2[1649] 『枕草子 二』 『枕草子』二巻(51〜68段 まとめ) 九曜文庫 二条通(京都) : 沢田庄左衛門 慶安2[1649]『枕草子 三』
『枕草子 三』 三巻 まとめ (岩波古典文学大系では119-205) 九曜文庫 二条通(京都) : 沢田庄左衛門 慶安2[1649]『枕草子 四』
『枕草子 その他』
『枕草子』関係総合 (日本古典文学大系) 『枕草子解環』を見つけた、、、 枕草子解環 著者 萩谷朴 出版社 同朋舎 刊行年 1981 冊数 5冊(↑ 『枕草子解環 』五巻購入)
『枕草子』九曜文庫 二条通(京都) : 沢田庄左衛門 慶安2[1649] 四巻の前に 『新日本古典文学大系』解説を読む。 【1】 『枕草子』九曜文庫 二条通(京都) : 沢田庄左衛門 慶安2[1649] 四巻の前に 『新日本古典文学大系』解説を読む。 【2】 『枕草子』九曜文庫 二条通(京都) : 沢田庄左衛門 慶安2[1649] 四巻の前に 『新日本古典文学大系』解説を読む。 【3】 『枕草子』九曜文庫 二条通(京都) : 沢田庄左衛門 慶安2[1649] 四巻の前に 『新日本古典文学大系』解説を読む。 【4】 『枕草子』九曜文庫 二条通(京都) : 沢田庄左衛門 慶安2[1649] 四巻の前に 『新日本古典文学大系』解説を読む。 【5】 『枕草子』九曜文庫 二条通(京都) : 沢田庄左衛門 慶安2[1649] 四巻の前に 『新日本古典文学大系』解説、 【6】おわり
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