AUTHENTIC TABLE TAVERNで食事をする。
二人でブルーノートのライブを楽しんだ後、夫と近鉄奈良駅で待ち合わせる。
一件目に入った店が小忙しかったので、人数分の生ビールと突き出しとこ料理を頼み、十分ほどで店を出る。
こんな店なら、コンビニでビールを買って夜の東大寺を眺めながら語り合う方が楽しい。
その後、AUTHENTIC TABLE TAVERNに入る。
ゆったりとした居心地の良い店である。
北海道かた直送だということなので、魚介を期待していたが、その日はあいにくなかった模様。
メニューはモロッコ風子羊のクスクス料理とステーキで悩んだが、楽しそうなので子羊のクスクス料理を選ぶ。
クスクスはエジプトやスペインでは食べたことがあるが、あまり馴染みはない。
しかしこ昼時やラムともなると、イランやトルコで毎日のように好んで食べていた。
今でも、家の冷蔵庫にも味付けなしのラム肉は常備している。
それほどまでに、ラム肉は好きである。
このラム肉がモロッコ風になるとどうなるのか?
興味は尽きない。
塩を少し多め(といっても、他の店より薄味)に降ったラム肉を炭火で焦げ目がつくまで焼く。
この、焦げ目のお味がうまい。
中は多少レア。ここがイランやトルコとは違い、イランやトルコでは完全に火が通されている。
イラン領るを再現するのが好きな私だが、ラム肉はこの店と同様レアで焼いている。
焦げ目の美味しい肉を程よく食べた頃、さらにはクスクスが乗せられる。
加えて、野菜の旨味とラム肉のお味が凝縮された素材の味を生かした野菜ラムの具の多いスープもさらに乗せられる。
そのスープでクスクスをほぐして食べるという。
クスクスのこの食べ方は、私は初めてだ。
鳥(例えばハト)の中に野菜とともに入れて焼かれ、鳥味そ吸い取ったクスクスをエジプトで食べた。
スープの中におかゆのように入れられたクスクスを、スペインで食べた。
海外ではクスクスはポピュラーな食べ物なのだ。
AUTHENTIC TABLE TAVERNのお料理はとにかく素材のお味が生かされている。
この店に行って以来、私も化学調味料を極力減らし、原点に戻った美味しく体に良くおしゃれな料理を作りたいと考えるようになった。
ポトフなどを作る際、多くの野菜を用い、極力薄味にしてきたつもりであったが、AUTHENTIC TABLE TAVERNの素材に対する取り組みは本格的であった。
モロッコ風子羊のクスクス料理のコースを頼むと、素材を生かしたおしゃれなお料理の数々が運ばれてきた。
素材を生かしてあるのはどれも同様。
だが、例えばブロッコリーは1本を1/3くらいの大きさに茹で、複数の細かく刻んだ生ハム類とビネガーで少し濃いめのドレッシングをかけ、アクセントをもたらされていた。
茹で具合は、程よく柔らかめ。
大きさといい、茹で加減といい、ドレッシングといい、全てが我が家の食卓で見習うべき部分があった。
暖かなフランスパンにつけて食べる二種類のパテ(?)とテルーヌ風の形の料理はお味はしっかりしていた。
盛り付けが凝っており、感動は大きかった。
この店は素材のお味を生かしておられるが、ビネガー類は少し濃いめの味付け。
私の好きな味である。
おしゃれなお料理や盛り付けが多かったが食べるのに夢中で、写真を取らなかったことを後悔する。
あのおしゃれなお料理をにわかマネごっこしてみたかったのに、如何にせん、美味しかったことに身を覚えている。
次はステーキコースか。或いは魚介類があればぜひぜひ、、生牡蠣が食べたい。
最後になって、驚くばかりのデザートが出た。
楽しい。優しい。美味しい、、、
もう相当可愛らしいお年頃に突入したとはいえ、女性の私には、可愛らしいデザートがいっぱいなのは嬉しい。
コーヒーは、家と同じくブラックで。
だが、小さなシュガー(茶と白)がついていたので、お行儀悪くも、茶色のシュガーをガリガリと食べ、コーヒーを飲む。
このスタイル、イランのチャイを飲むときのスタイルで、コーヒーの時には正しくないんだけど。
そんなお行儀の悪さも許されるような包容力のある実はおしゃれなお店でした^^
よく外食はするがなかなかブログに載せない私。
今回は素材が生かされた美味しいお店で、感動するくらいにおしゃれで、従業員も素敵な方々ばかりでしたので、記録しておくことにしました。
楽しかった、美味しかった、ありがとうございます^^