『モザイクジャパン』 3,2★/5 監督:水田伸生 脚本:坂元裕二 永山絢斗 高橋一生 ハマカワフミエ 2014年 5回
タイトルにつられ、よくわからないままに『モザイクジャパン』をみる。
誠 漫画の事あり、笑いに笑う。
下ネタの多い昔の漫才のようであった。
そこに気品などは求めず。
ただただ、笑いと下エロに徹するが如く潔き映画。
主役男優は出番が多い割には影武者のように存在感が薄い。
たまにここぞという場面があると、声を荒げがなりたてて力づくで台詞をがな仕立てる。
そこがまた面白い。
ところが、相手の女優(おそらく、ハマカワフミエ)は品が溢れアルレル。
台詞と表情が丁寧で、飲み込むように語りかける。また、その時の相手を見つめるつぶらな瞳が、場を盛り立てる。
飲み込んだような丁寧な台詞は、上質の舞台を見ているようで好感が持てる。
この女優を起用したのは正解だと感じ、まらこの作品が救われたとうな錯覚に陥った。
高橋一生が出演されていたが、こういった多少サイケな役柄にはあう方だと感じた。
作品全体を通して、面白く感じたが、心に残らない無償透明なドラマであった。
このドラマはwowowドラマだそうだが、重厚さに欠け、感動を感じず、wowowドラマ色を感じさせない出来の作品であったことを付け加えておきたい。
永山絢斗 高橋一生 ハマカワフミエ
2014年 wowowドラマ 5回
以下はデーターベースより引用
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坂元裕二脚本、水田伸生演出、永山絢斗主演で贈る、AV業界に乗っ取られた田舎町を舞台にした、新しい形の社会派エンターテインメントドラマ、ついに解禁。 東京の証券会社をリストラされた主人公は、故郷で再就職を果たすが、働き始めたところは何と、AVメーカーだった…。 ドラマ「Woman」「最高の離婚」「東京ラブストーリー」など数々のヒット作を生み出した坂元裕二が脚本を手掛けた新しい形の社会派エンターテインメントが登場。セックス産業で潤う田舎の街を舞台に、深い人間心理や社会問題が盛り込まれた意欲作だ。演出は、映画『なくもんか』(’09)、『謝罪の王様』(’13)などを手掛け、坂元裕二とはドラマ「Mother」「Woman」でタッグを組んできた水田伸生。 主演は、映画『ふがいない僕は空を見た』(’12)などで知られる若手実力派俳優・永山絢斗。ほか、連続ドラマW「ヒトリシズカ」などに出演した高橋一生ら、魅力的なキャストが新たなテーマに臨む。オーディションを勝ち抜き体当たりの演技に挑む新人女優たちにも注目だ。 ドラマWでさまざまなタブーに挑んできたWOWOWが、ペイチャンネルならではの新しい挑戦としてAV業界を真正面から活写。