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『「皮肉」と「嫌み」の心理学』  翻訳:0,8★/5  内容:3,7★/5     ロジャー・クルーズ(著)/ 小泉 有紀子(監訳)/ 風早 柊佐(訳)

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 『「皮肉」と「嫌み」の心理学』  翻訳:0,8★/5  内容:3,7★/5     ロジャー・クルーズ(著)/ 小泉 有紀子(監訳)/ 風早 柊佐(訳)




 面白そうなタイトルなので、『「皮肉」と「嫌み」の心理学』を読む。

 本書をひらけて早くも閉口。

 左開きの本書は横書きであるが、書式携帯にかかわりなく、読みづらい。

 読みにくいのは、ほんのデザイン性の問題ではない。

 翻訳がいただけない。


 延期で言えば、直立不動。

 英訳万歳と丁寧に訳されているのであろうが、何を言いたいのかわかりづらい。


 元々の内容は面白く興味深いのであるが、訳が平坦で強弱がなく、興味をそそらない。

 私の偏見によるところではあるが、訳者は役はできるがこの本の内容に精通してないのではないかと、何も調べずに勝手に思い込んでいる。

 ただし、間違いがあれば、お許しいただきたい。

 要望があれば、訂正させていただき所存です。


 私の思い込みによるところではあるが、中身をわからずに訳されたり書かれたりした公に出版された書物ほど、腹立たしいものはない。

 私のブログのように個人の楽しみの場であれば、場合知らないことも間違ったことも多く書いているのであろうが、お金までとってこのわかりづらい役ではいただけない。

 いっそ訳文監訳の小泉 有紀子氏が訳された方が良かったのではないかとさえ感じる。

 
 他の感想を読んでみると、案の定、一番上に、

        【英文訳文といった感じですね(要約)】

と記されていたものに巡り合う。


 私も穏便な言葉を使って、感想を述べたい。

        【英文訳文といった感じですね】




  以下はデーターベースより引用

     ▼

「皮肉」と「嫌み」の心理学

出版社:ニュートンプレス

2021年

222p

1545円




ロジャー・クルーズ(著)/ 小泉 有紀子(監訳)/ 風早 柊佐(訳)
第1章 はじめに
“文字どおりではない言葉”が意味するもの
「アイロニー」と「サーカズム」の定義とは?

第2章 アイロニーとは何か? サーカズムとは?
ソクラテス的アイロニー
劇的アイロニー
宇宙的アイロニー
状況的アイロニー
歴史的アイロニー
ロマン主義的アイロニー
言葉のアイロニーとサーカズムの関係
アイロニー的態度

第3章 アイロニーを成立させる条件とは?
並置と矛盾
共通基盤
見せかけ
情動反応の非対称性

第4章 サーカズムを成立させる条件とは?
心の理論
標的と被害者の存在
アイロニー的含意
言葉のアイロニーの理論
エコー的説明
見せかけとエコーのハイブリッド
デフォルト性と段階的権限性
制約充足

第5章 アイロニーと似て非なるもの
偶然の一致
パラドックス
風刺
パロディ
第6章 人は何のためにアイロニーを使うのか?
攻撃性
言い逃れ
ユーモア
親密さ

第7章 アイロニーのサイン
口調
表情とジェスチャー
誇張表現と控えめな表現
アイロニー・マーク
単語と語彙カテゴリー

第8章 アイロニーとインターネット
文脈の崩壊
エモーティコン
絵文字,ハッシュタグ,インターネット・ミーム
アイロニーとセンチメント分析

第9章 ほのめかし表現の未来
非アイロニー的サーカズムの問題
アイロニーの死
アイロニーは厄介な「スカンク語」になる運命?


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