『家族に迷惑をかけたくないあなたが認知症になる前に準備しておきたいこと』4,0★/5 海老原 佐江子著 2021年
海老原 佐江子著
2021年
WAVE出版
191ページ
1400円+税
本書のタイトル『家族に迷惑をかけたくないあなたが認知症になる前に準備しておきたいこと』の【認知症】という字がやたら大きく記されていたことと、、さらに図書館でお借りしたほんで帯部分がなく説明の続きがなかったこと。さらに、私がそそっかしいことなどの条件が揃い、【認知症】に関連する内容だと思っていた。
しかしよく見ると、ほんの右上部分に小さく【弁護士・終活カウンセラー 海老原 佐江子】と載っていた。
本書を読み始めると、【終活】に関するもので、順を追ってわかりやすく丁寧に記されていた。
これまでなかなか手がつけられなかった内容が満載である。
しっかりとした内容で、海老原 佐江子氏が弁護士であり終活のことをはっきりと理解した上で読者に噛み砕いて番人にわかりやすく示されている。
大変勉強になった、、、というばかりではなく、良書を頼りに、そろそろ色々な整理をしていかねばならないなと感じた。
未来に起こるやもしれない災害やコロナや不意の事故や病気などを考えると、いわゆる【終活】は自分のためにも、残されたもののためにも大切であると感じる。
以下はデーターベースより
認知症になったら、預金が引き出せない? 遺言が残せない?
「どうにもできなくなる前」に知っておきたい制度と手続きのすべて!
認知症になると、「預金が引き出せなくなる」「遺言を残せなくなる」「介護施設の入居契約ができなくなる」等、社会生活で大きな制限が出てくるにもかかわらず、元気なうちから準備を始める人は意外にも少ない。
しかし、2025年には高齢者の約5人に1人がなるといわれるとおり、誰にでもリスクがある認知症。
突然のできごとで家族に迷惑をかけないために、そして老後を安心して過ごすために、「認知症」を見据えた準備に今すぐ取り組みたい!
本書は、家族に迷惑をかけないように事前に対策したい方、「おひとりさま」や身内に頼りづらい方が、認知症になる前に準備したいことをテーマ別に丁寧に紹介。
終活カウンセラーの資格をもつ弁護士が「成年後見」「家族信託」「相続」といった難しい法律知識や手続きをやさしく解説する。
「おひとりさまになったら…」「認知症になったら…」のもやもやとした不安がすっきり解決する1冊!
【目次】
序章 認知症になる前に終活をはじめよう
第1章 お金の管理をどうする?
第2章 相続をどうする?
第3章 遺言書をどうする?
第4章 死後の手続きをどうする?