『まねる力 模倣こそが創造である』(新書628) 2,7★/5 斎藤孝著 朝日新書 2017年
『まねる力 模倣こそが創造である』を読了。
本書の中身にある記述ではないが、これぞいっときで読める本。
新書のような本は30分から1時間で読むという記述は私も著者と同様である。
はじめの方の著者の本の読み方(例えば新書のような本は10冊程度併読とか、気に入った作者作品などにのめり込んで読む)は、私も子供の頃からの癖である。
大いに納得した。
概ね正しく、概ね言いたいことは把握できる。
だが、本書の具体例はタレントや俳優、スポーツ選手や噺家などがやたら多い。
面白おかしく歩み寄ってか勝てたのであろうが、かえって分かりにくく、反発してしまう。
私はこれらの具体例に全く関心がない。
唯一、第5章 まねる人格系読書術でまともな具体例が書かれたかと思いきや、それも束の間。
またたく間に、芸能人の話に転換された。
作者 斎藤孝氏は金儲けの上手い人だとつくづく感じた。
本書にやたら大学の時といった記述が目につくが、ある意味、東大法学部出身の頭の良さが生きた記述であると感じた。
もちろんまねることは大切であることは先人たちも各種多様に渡り示されている。
そしてまねることは大切である。
芸能界などの例を多用された本書を読んで、学生時代に女の子なら少女漫画がみんな好きだと思うバカ男子がいたことを思い出す。
一個人、好みはそれぞれである。今回は本の剪定を私が間違ったに過ぎない。
今回も簡単な記録のみにて失礼致します。
斎藤孝著
新書628
2017年
203ページ
720円+税
朝日新書
以下はデーターベースより
厳しい現代社会を生き抜くためにもっとも必要なもの―それが「まねる力」だ!いま私たちの仕事の現場や子どもたちの教育の場では、かつてないほど発想力や問題解決能力が問われている。この難関を突破するための最高のスキルが「まね」。できる人のやり方を自分流にアレンジして、新しいクリエイティブを生み出そう。先達たちの人生や書物から著者が学んだ「知の極意」が満載!
目次第1章 「まねる力」は生きる力である
第2章 まねる技術―いかにまねるか、何をまねるか
第3章 この人をまねよ(偉人編)
第4章 この人をまねよ(スポーツ・エンタメ編)
第5章 まねる人格系読書術
第6章 修羅場で役立つのは地頭より知識