『日本語の世界 2』日本語の展開 5 条件表現の移り変わり
松村明
中央公論社
昭和41年
1800円
日本語の展開 5 条件表現の移り変わり
『遠鏡』引用
口語訳は、京ことば
江戸語の未然形
仮定形の成立
『心中宵庚申』
ハテお前を騙す程なれば、此御訴訟は申せませぬ。
現在の「から」と「ので」
この問題は難しいから、できっこないよ。
このところ、旅行ばかりしているので、出費も大変だ。
必ず同じ使い方とは限らない。
スケートは初めてだから、さいしょは転んでばかり、、、
スケートは初めてなので、さいしょは転んでばかり、、、
夏目漱石
「から」多様
「ので」極小
『好色伝受』
理由原因の「ので」
会いたいと思うので、殿の御座るも目が付かなんだ。
『浮世風呂』
私も娘もお屋敷に上がりますので、何か世話忙しゅうございまして、、、
「さかい」と「から」
「さかいで」と「さかいに」
「ほどに」
「ゆえ」「ゆえに」
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『日本語の世界 2』日本語の展開 3 近世の音韻と音韻現象 『日本語の世界 2』日本語の展開 4 動詞、活用の移り変わり 『日本語の世界 2』日本語の展開 5 条件表現の移り変わり