写真は、『三輪』
奈良 大神神社(三輪神社): 後宴能
『オスマン・トルコ 世界帝国建設の野望と秘密』Das Weltreich der Türken
ウルリヒ・クレーファー 著
戸叶勝也 訳
コーランの光の章(第二十四章三十五節)
「神は天地の光である。その光をたとえれば、ともしびのある壁龕(へきがん ミフバル)のようなものである。そのともし火は水晶の中にあり、水晶はさながらきらめく星のようである。」
回教寺院(ミナレット)
イズニク産のタイル
タイルは、イスラム世界で大きく花開いた。
イスラム諸国において多様な装飾タイルが製造された。
イズニック・タイルが有名。
イスタンブールのモスクや宮殿を飾るタイルは、全てイズニックで製造された。
イズニックでは、15世紀から17世紀にかけてオスマン・トルコのスルタンの 庇護の下、精緻で華麗な植物文様・幾何文様・装飾文字文様タイルが制作され、ユーロッパにも輸出。
トマト赤(サンゴ赤)と呼ばれる光沢があり盛り上がりのある赤色や トルコ・ブルーの青色は美しい。
イズニック・タイルは、原料の金属酸化物(赤)が無くなったした為に、17世紀末にその制作は途絶える。
イズニック・タイルの形状は多様で、厚さも厚い。
日本では中近東博物館で展示されている。
今回も読んだという簡単な記録のみにて、失礼いたします。
ウルリヒ・クレーファー 著
戸叶勝也 訳
アリアドネ企画
三修社
1922; 19cm
Das Weltreich der Türken
2000円
327ページ
1998年