『コロナ後の世界 ─いま、この地点から考える 』2020年9月出版 小野昌弘等 全12人 編:筑摩書房編集部
学生時代心理学関係などで親しんだ筑摩書房の『コロナ後の世界 ─いま、この地点から考える 』を読む。
この本は、2020年9月出版
ちょうど委員年前、著名人や学者はどのように考えていたかを知りたかったからである。
読んで見て、中にはほほうと感心する内容もあった。
ここではどの方が思慮深い内容であったかはあえて割愛したい。
疫病の根本に対して、思慮深い感心する内容もあれば、感情に任せた今では古くなった内容もあり、書物は生きているのだと思った。
その点、カミュの『ペスト』は、今読んでもためになることが多い。
『コロナ後の世界 ─いま、この地点から考える 』で『ソフィーの選択』をこれまでに読んでなかったことに気づく。
是非とも読んでみたいと感じた。
今回も読んだという記録のみにて失礼いたします。
2020年9月出版
全12人
小野昌弘等
編:筑摩書房編集部
312ページ
1500円+税
筑摩書房より
免疫学、精神医学、社会学、哲学・現代思想、経済学、医学史、政治学、科学史など、第一線で活躍する12人の知性による、圧倒的熱量の論集!世界を襲ったCOVID‐19。
深刻かつ多方面にわたるその影響。危機の正体と、到来する未来を、多角的に検証。
目次
1 ニッポン社会のクライシス(免疫からみえるコロナの行く末
2020年のパンデミックと「倫理のコア」―「日本モデル」が示す人と組織の劣化
コロナ・ピューリタニズムの懸念)
2 コロナ時代の新・課題(コロナショックドクトリンがもたらす円高帝国
一汁一菜のコスモロジー―土井善晴論
コロナ危機、民主主義、そして世界的連帯)
3 「その先」を深く考える(Covid‐19のパンデミーと食肉の問題
「ポスト・コロナ・エイジ」を考えるためのエクササイズ
公衆衛生と医療―集団の救済と病人の救済)
4 コロナ後の世界(“不可知性”の社会―“不可知性”に統治される未来をどう生きるか
パンデミック・デモクラシー
もうひとつの別の経済へ)