『稲生逢妖談』宮内庁書陵部所蔵
『パイドン』 25 プラトン著(ソクラテス「本当の哲学者はすべての肉体の欲望を避け、男らしく忍耐し、自分の欲望を委ねることをしないのだ。」ケベス「全くです。」)
プラトン著『パイドン』 P.78-84
(四)魂とイデアの親近性による証明 (要約)
B 我々はできるだけ自分自身の魂を肉体との交わりから浄め、魂自身となるように努めなければならない。
ソクラテス
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ソクラテス
神々の種族の仲間に入ることは、哲学をしたもの、そして、全く清らかになって立ち去る者にしか許されない事柄である。
、、、、、、、
親愛なるシミアスとケベスよ、本当の哲学者はすべての肉体の欲望を避け、男らしく忍耐し、自分の欲望を委ねることをしないのだ。
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ソクラテス
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、、、、、、、
悪行の不名誉や不評版を恐れて、そのために、欲望を抑制するのでもないのだ。
ケベス
そうです。そんなことはかれらにはふさわ即ないでしょう、ソクラテス。
ソクラテス
ゼウスにかけて、ふさわしくないとも。
ソクラテス
神々の種族の仲間に入ることは、哲学をしたもの、そして、全く清らかになって立ち去る者にしか許されない事柄である。
親愛なるシミアスとケベスよ、本当の哲学者はすべての肉体の欲望を避け、男らしく忍耐し、自分の欲望を委ねることをしないのだ。
悪行の不名誉や不評版を恐れて、そのために、欲望を抑制するのでもないのだ。
ソクラテスの上のような言動は、今現在の世の中では話題にのぼり、ジェンダー問題や差別問題などで物議を醸し出すかもしれないな。
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『パイドン』魂の不死について
プラトン著
岩田靖夫訳
岩波文庫 青602-2
他 Wikipediaなど
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