脳を探る 1
脳とは
脳(のう、英: brain、独: Gehirn、羅: cerebrum、希: εγκέφαλος, enkephalos)
動物の頭部にある、神経系の中枢。
狭義には脊椎動物のものを指す。
広義には無脊椎動物の頭部神経節をも含む。
脊髄とともに中枢神経系をなし、感情・思考・生命維持その他神経活動の中心的、指導的な役割を担う。
主にグリア細胞と神経細胞からなる器官だが、そのどちらでもない構造も内在する。
脳脊髄液の通り道となる空隙(脳室)や、ホルモン物質を分泌する内分泌系である。
発生学においては、誕生前の胚の段階から、大きく前脳、中脳、後脳(=菱脳)の3つに分けられる。
ここから更に分化が進み、人間の場合は前脳が終脳と間脳、後脳は延髄、橋、小脳へと分かれる。
俗に大脳と呼ばれるのは終脳だが、解剖学においては間脳も含めた(前脳から発達した部位全てを)大脳と呼ぶ。
自律神経など、無意識に行われる生命維持において重要な部位を脳幹と括ることもある。
これは機能に基づく分類であり、前述の発生過程に基づく分類でいうと前脳・中脳・後脳のすべてに跨がっている。(ウィキペディア)
脳幹
脳幹は、上から間脳、中脳、橋、延髄の部分に分けられる。
中脳には、視覚や聴覚、眼球運動などの中枢があり、音の刺激で眼球を動かしたり体を動かす反応を担当。
中脳に含まれる黒質(こくしつ)という部分が変性した状態がパーキンソン病です。
橋(きょう)は、上部の中脳や大脳と下部の延髄以下の部分の連絡路で、三叉神経、顔面神経核、蝸牛神経核などがここを通っている。
また、呼吸調節にも関係しています。
一番下にある延髄には多数の神経核があり、また脊髄につながる神経線維の束もある。
ここには生命維持に欠かせない呼吸中枢、心臓中枢があります。また、咳、くしゃみ、発声、吸綴(吸引)反射、嚥下、唾液分泌、涙液分泌、発汗などの中枢の神経核もここにあります。(https://www.kango-roo.com/learning/3723/ カンゴルー)