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『パイドン』 22 プラトン著(魂とイデアの親近性による証明 ケベス「魂は精神的なもの、肉体は死すべきものに似ています。」)

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蛙か女児か

上か下か

工事か口実か

弁論か屁理屈か

所詮私は鳥の身ならば

乱鳥乱丁御免候   乱鳥

 

 

 

『パイドン』 22 プラトン著(魂とイデアの親近性による証明 ケベス「魂は精神的なもの、肉体は死すべきものに似ています。」)

 

 

プラトン著『パイドン』 P.71-78  (四)  

(四)魂とイデアの親近性による証明   (要約)

 A 合成的なものは解体し、非合成的なものは、解体しない。

  内体は合成的であるが、魂は非合成的である。

 

 自然的に合成物であるもの

  人工品  

    合成されてできたもの

  自然的に合成物であるもの

    動物や樹木のような自然的合成物

ソクラテス

 非合成的であるならば、他のものはいざ知らず、このものだけが分解されないことは、相応しいだろう。

ケベス

 そう思います。

ソクラテス

 自己同一を保たれないものが、合成的であるとするのが、適切だろうね。

ケベス

 そう思います。

ソクラテス

 自己同一を保つのか、『等しさそのもの』『美そのもの』云々。

ソクラテス

 いかなる変化にせよ、変化なるものを受け入れることは、ないね。云々

ケベス

 そうです。自己同一を保つことが必然です。ソクラテス

ソクラテス

 それでは美しいものについてはどうか。云々

ソクラテス

 自分自身に対しても相互の間でもいかなる時にもいわば決して同じあり方をたもつこはないのか。

ケベス

 その通りです。

 同じあり方を保ちません。

ソクラテス

 その事物について、君は触れることもできるし目で見ることもできる。云々

ソクラテス

 これらは不可視であり、目に見えるものではない。

ケベス

 あなたの仰ることは、真実です。

上の続き

P.79

ケベス

 親近性があることが万人に明らかです。

ソクラテス

 魂はどうか?

ケベス

 少なくとも人間には見えません。 

ソクラテス

 目に見えるとか見えないとか、人間の本性にとってのこととして話していたのだね。

ケベス

 人間の本性にとってのこととしてです。

ソクラテス

 魂について云々。

 目に見えるものか、見えないものか。

ケベス

 本性にとってです。

ソクラテス

 魂に不可視だね。

ケベス

 そうです。

ソクラテス

 魂は肉体よりも不可視なものに似ているので喘い、他方、肉体は目に見えるものにより似ているのだ。

ケベス

 そうなければなりません、ソクラテス。

 

ソクラテス

 ところで、、、、、、

 とソクラテスは、また話は長々つ続ける。

続きP.75~

ソクラテス

 ケベス、君ささっき、反対のことを言ってなかったかね(要約)

ケベス

 その通りです。

ソクラテス

 、、、、、、、

 魂のこの状態こそ知恵(フロネーシス)と呼ばれるのではないか。

ケベス

 その通りです。

 、、、、、、、

 、、、、、、、

 、、、、、、、

   (話は長々と続く)

ソクラテス

 魂はどちらに似ているかね。

ケベス

 魂は精神的なもの、肉体は死すべきものに似ています。

 、、、、、、、

 、、、、、、、

 、、、、、、、

   (話は長々と続く)

ソクラテス

 肉体は速やかに解体することが相応しく、他方、魂には全く解体されないが、何かそれに近いことがふさわしいのではないか。

ケベス

 どうして、そうでないことがありましょう。

 

                    

 

 

『パイドン』魂の不死について

 プラトン著 

 岩田靖夫訳

 岩波文庫 青602-2

 他 Wikipediaなど

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