シラーズ(イラン) 映画のポスター
『ソクラテスの弁明 クリトン』25 ソクラテス(プラトンやクリトンやクリトブロスやアポロドロスは、罰金三十ムナを提議せよと私に勧告する。彼らはその保証人に立とうという。)
(『ソクラテスの弁明 クリトン』P.52、53 抜萃)
ここにきて、恐らくこういう人がいるかもしれない。
「ソクラテスよ、君はここを立ち退いてから、沈黙して静かな生活を送れないのか。」
と。
これこそは諸君のうちのある人は納得させるに、何よりも困難な点である。
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もっとももし私に金があったならば、わたしhs支払える限りの罰金を定義するであろう。
ところがわたしは、無一文である。
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多分私も銀一ムナ位ならば払うことができるであろう。
だから私はそれだけの課金を定義する。
ところが、アテナイ人諸君、ここにいるプラトンやクリトンやクリトブロスやアポロドロスは、罰金三十ムナを提議せよと私に勧告する。
そうして彼らはその保証人に立とうという。
しかしこの金額に対してはこれらの人達は、諸君にとって、これだけの金に対する信用に足りる保証人であろう。
ソクラテスは弁論によって、裁判員や審判員の心象をさらに悪化した。
30票の差によって有罪が確定されていたが、審判を進めるうちに。その差は、さらに広がり、80ぷ王の遅配となる。
無一文であると訴えるが、プラトンやクリトンやクリトブロスやアポロドロスは、罰金三十ムナを提議せよと私に勧告する。
プラトンやクリトンやクリトブロスやアポロドロスは保証人いなるというが、ソクラテスは今や疑心暗鬼である。 (『ソクラテスの弁明 クリトン』注釈 要約で抜萃)
参考
『ソクラテスの弁明 クリトン』
プラトン 著
久保 勉 翻訳
岩波文庫 青601-1
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