イラン 絵画
『ソクラテスの弁明 クリトン』22 ソクラテス、クリトン、リュサニヤス、アンティポン、ニコストラトス、パラリオス、アデイマントス、アイアントドロス
「ソクラテス、クリトン、リュサニヤス、アンティポン、ニコストラトス、パラリオス、アデイマントス、アイアントドロス」と、早口で噛まずに3回唱えるのは無理であり、無意味である。 乱鳥
(『ソクラテスの弁明 クリトン』P.45 説明)
クリトン(クリトブロスの父)、
リュサニヤス(アイスキネスの父)、
アンティポン(エピゲネスの父)、
ニコストラトス(テオドトスの兄)、
パラリオス(テアゲスの兄)、
アデイマントス(プラトンの兄)、
アイアントドロス(アポロドロスの兄)
等がいるが、彼らはむしろ自身(ソクラテス)を援助している。
クリトン『クリトン』
以前にもメモ書きしたが、クリトンはソクラテス裁判の後、監獄で死刑執行を待つソクラテスに面会し、自分の財産を負担しても救出したいと言って説得する。
一方、ソクラテスは妥協せずそれを拒絶、国家、法律、美徳について語り合い、最終的にクリトンは説得を諦める。
クリトプロス
ソクラテス
どう役立てるかを知らなければお金でさえも財産とはいえない
敵でさえもそこから利益を得ることができるならば財産といえる
個人の家や僭主たちの館が戦争のおかげで大きくなっている例も提示し、クリトブロスを同意させる。
ソクラテスは
賭け事や性的快楽などにおいての欲望をコントロールできなければ、有益な仕事ができなくる。
働いて収入を得たとしても、そのすべてをこれらくだらない欲望の代償として払わされる
欲望のコントロールが重要であることを説く。
リュサニヤス
自身の仲間となっている人々は、賢明とうぬぼれている人々が吟味されるのを楽しむ。
しかし、自身は神からの使命としてこれを行なっている。
自身が青年を腐敗させているのなら、その中で既に壮年に達した人々や、その家族・一族がここに復讐に来てなければおかしい。
アンティポン(エピゲネスの父)
アンティフォン (Antiphon) アンティポン - 古代ギリシャの人物。
アンティフォナ - キリスト教聖歌の様式。
テオドトス
ディオドトス1世ソテル(ギリシャ語:Διόδοτος Α' ὁ Σωτήρ)は
初代グレコ・バクトリア王国の国王。
初めはセレウコス朝の総督(サトラップ)であったが、のちに叛いてグレコ・バクトリア王国の創始者となった。彼の事績はローマの歴史家ポンペイウス・トログス(紀元前1世紀頃)が記した『ピリッポス史』をユニアヌス・ユスティヌス(3世紀頃)が抄録したもの、すなわち『地中海世界史』(邦題)によって知ることができる。
この中でのディオドトスはテオドトス(Theodotus)と表記されている。
アポロドトス
アイアントドロスの弟
アイアントドロス(アポロドロスの兄)
参考
『ソクラテスの弁明 クリトン』
プラトン 著
久保 勉 翻訳
岩波文庫 青601-1
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