写真は、長浜子供歌舞伎
『ギリシア神話』44 テーセウス物語(『テーセウス物語』は『ヘーラクレース物語』のアテーナイ版。)
『ギリシア神話』(高津春繁著 岩波新書)によれば、『テーセウス物語』は『ヘーラクレース物語』のアテーナイ版。
棒男、松曲げ男、ミーノータウロス退治など。
ミーノータウロス退治では、生贄の話など。
ミーノータウロスは、牛頭人身。
9年毎(3年毎の説もある)に、ミーノータウロスは、7人の少年及び七人の少女の生贄を約束させていた。
迷宮(ラビュリントス)に封じ込めた。
テーセウスが生贄から無事帰ってきたら船の黒旗を白旗に変えて帰るという約束を忘れたため、テーセウスが死んだものと思い、アイゲウスは海に身を投げた。
その海をテーセウスという意味を持つエーゲ海と名付けた。
王位継承
アマゾーンとの戦い、ヒッポリュスト
ケンタウロスとの戦闘、地獄行
死
断崖から突き落とされた。
自分で誤って落ちて、世をさったとも言われている。
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棒男
鉄棒で、通行人を殴り殺していたエピダウロスを退治した。
(無関係だが、安部公房の『棒になった男』を思い浮かべて仕方がない^^;;)
松曲げ男
シニス(古希: Σίνις, Sinis)は、ギリシア神話の人物である。
別名ピテュオカムプテース(古希: Πιτυοκάμπτης, Pityokamptēs, 「松曲げ男」の意)。
ポリュペーモーンとシュレアーの子、あるいはポセイドーンの子。
ペリグーネーの父で、メラニッポスの祖父。
シニスは怪力の盗賊で、コリントスのイストモス地峡で、旅人にひどい乱暴をした。
シニスは松の木を地面まで曲げ、松がもとに戻らないように押さえさせ、跳ね飛ばして殺した。
あるいは旅人とともに松を押さえているときに手を離し、跳ね飛ばして殺した。
またあるいは2本の松を曲げて旅人の両足に縛り、旅人は2本の松がもとに戻るときに引き裂かれた(八つ裂きの刑)。
テーセウスはアテーナイに向かっているときにペリペーテースに次いで、シニスをそれまで彼がしてきたのと同じ方法で殺した。
シケリアのディオドロスも簡潔な言葉でシニスをペリペーテースの次に退治したと述べている。
なお、テーセウスはシニスを殺した後、彼の娘ペリグーネーとの間に子メラニッポスをもうけたと伝えられている。
テーセウス
テーセウス(古希: Θησεύς[1])は、ギリシア神話に登場する伝説的なアテーナイの王、そして国民的大英雄である。
長母音を省略してテセウスとも表記される。
ミーノータウロス退治などの冒険譚で知られ、ソポクレースの『コローノスのオイディプース』では憐み深い賢知の王として描かれる。
ヘーラクレースほどではないが、大岩を持ち上げるほどの怪力を誇る。
プルタルコスの『英雄伝』では古代ローマの建国の父ロームルスと共に、アテーナイを建国した偉大な人物として紹介されている。
マラトーンの戦いでは、アテーナイ軍の先陣に立ってペルシア軍に突っ込み、アテーナイ軍の士気を大いに高めたという伝説がある。
テーセウスの誕生
テーセウスはアテーナイの王アイゲウスとトロイゼーンの王女アイトラーの子とされる。
海神ポセイドーンとアイトラーとの間に生まれた子であるという伝説もある。
テーセウスはトロイゼーンで育てられたが、16歳の時、アイゲウスに息子として認めさせるために、アテーナイに向かった。
アテーナイには安全な海路を取ることも可能であったが、テーセウスはあえて危険な陸路を選び、道中の山賊や怪物を討ち果たした。
エピダウロスではペリペーテースを、コリントス地峡ではシニスを、クロミュオーンではパイアと呼ばれた猪(クロミュオーンの猪)を、メガラではスケイローンを、エレウシースではケルキュオーンを、ヘルメウスでは山賊プロクルーステースを倒した。
残虐な方法で人を殺めていたこの者達に対し、テーセウスはいずれも同じ目に遭わせて殺した。 道中、テーセウスが倒したプロクルーステースは「プロクルーステースのベッド(寝台)」(Procrustean bed)の逸話で有名である。この山賊は旅人に寝台を勧め、大きな寝台より背が小さければ、旅人の手足を無理やり引っ張ることで殺してしまった。
また、小さな寝台から手足がはみ出せば、旅人の手足を切り落として殺してしまった。
そこから「無理矢理、基準に一致させる」という意味になった。
アテーナイでは、アイゲウスの妻メーデイアがテーセウスを毒殺しようとしたが、テーセウスはこの陰謀から逃れ、身に着けていた剣とサンダルによって身の証しをたて、アイゲウスから息子と認められた。
そして、メーデイアはアテーナイから追放された。
ミーノータウロスの退治
当時、アテーナイはクレータ島のミーノース王の勢力下に置かれており、アテーナイはミーノース王の命令によって毎年7人の若者と7人の乙女を怪物ミーノータウロスへの生贄として捧げるよう強要されていた。
その事を知って強い憤りを感じたテーセウスは、クレータ島に乗り込んでミーノータウロスを退治するため、父王アイゲウスの反対を押し切り、自ら進んで生贄の一人となった。
生贄を運ぶ船は、国民たちの悲しみを表す印として黒い帆が張られていた。
テーセウスは他の生贄たちと共にその船に乗り込み、クレータ島へ向かった。
ミーノータウロス伝説の舞台となったクノッソス宮殿 ミーノータウロスが幽閉されているラビュリントスは、名工ダイダロスによって築かれた脱出不可能と言われる迷宮であった。
しかし、ミーノース王の娘アリアドネーがテーセウスに恋をしてしまい、彼女はテーセウスを助けるため、彼に赤い麻糸の鞠と短剣をこっそり手渡した。
テーセウスはアリアドネーからもらった毬の麻糸の端を入口の扉に結び付け、糸を少しずつ伸ばしながら、他の生贄たちと共に迷宮の奥へと進んでいった。
そして一行はついにミーノータウロスと遭遇した。
皆がその恐ろしい姿を見て震える中、テーセウスはひとり勇敢にミーノータウロスと対峙し、アリアドネーからもらった短剣で見事これを討ち果たした。
その後、テーセウスの一行は糸を逆にたどって、無事にラビリントスの外へ脱出する事ができた。テーセウスはアリアドネーを妻にすると約束し、ミーノース王の追手から逃れてアテーナイへ戻るために、アリアドネーと共に急いでクレータ島から出港した。
しかし、彼は帰路の途中、ナクソス島に寄った際に、アリアドネーと離別してしまった。
これは、アリアドネーに一目惚れしたディオニューソス(バックス/バッカス)が彼女をレームノス島に攫ってしまったために、行方が分からなくなり、止むを得ず船を出港させたとも、テーセウスがアリアドネーに飽きたため、彼女を置き去りにしたとも言われている。
テーセウスは生贄の一人としてクレータ島へ向かう時、無事クレータ島から脱出できた場合には喜びを表す印として船に白い帆を掲げて帰還すると父王アイゲウスに約束していた。
しかし、テーセウスはこの約束を忘れてしまい、出航時の黒い帆のまま帰還した。
これを見たアイゲウスは、テーセウスがミーノータウロスに殺されたものと勘違いし、絶望のあまり海へ身を投げて死んだ。
その後、アイゲウスが身を投げた海は、彼の名にちなんでエーゲ海と呼ばれるようになった。
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ヘーラクレスの誕生
キタイローン山の猪狩り
オルコメスの征服
狂えるヘーラクレス
十二功業
十二功業後の遠征
オムパレー
トロイエー遠征
アウゲイアース王征服
ピュロス攻略
ヒッポコオーン征服
デーイナネイラ求婚
ネッソス退治
ドリュオプス人及びラピテース人の戦い
ペレルガ(副功業)
ケンタロス退治
エウリュティオーン退治
キュウノス、アンタイオス、プーシーリス退治
エーマティオン退治
プロネーテウスの解放
リュカーオーン退治
オイカリア攻めとヘラクレースの死
オイカリア攻めとヘラクレースの後裔
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通常、12神の神々は
ゼウス
ゼウスの妻ヘーラー
ゼウスの娘アテーナー
アポローン
アプロディーテー
アレース
アルテミス
デーメーテール
ヘーパイストス
ヘルメース
ポセイドーン
ヘスティアー
『ギリシア神話』 高津春繁著 岩波新書 参考
ウィキペディア 参考
『ギリシア神話』1 オレステース 『ギリシア神話』2 アガメムノーン 『ギリシア神話』3 カッサンドラーの悲鳴 クリュタイムネーストラー 『ギリシア神話』4 生贄としての悲惨な最後を迎える イーピゲネイア 『ギリシア神話』5 『エーレービクトラー』(エウリービーデース著) 『ギリシア神話』6 『神統記』(ヘーシオドス著) ゼウスの運命を予言し、島の洞窟でこっそりと産み育てた。 『ギリシア神話』7 ゼウス メーティス 『ギリシア神話』8 デーメーテールとペルセポネー 柘榴 『ギリシア神話』9 ポセイドン 『ギリシア神話』10 アテーナ(アテーナー) ミュケーナイ時代 ミノア文明 オリュンポス十二神 『ギリシア神話』11 アポローン アポローンの愛した美少年の血からは、ヒヤシンスがの花が咲きでた。 『ギリシア神話』12 ヘーパイストス (鍛治、火山の神 /ブ男、道化師) 『ギリシア神話』13 アレース (戦いの神、凶暴、無計画 知性に関する無思慮な暴力の敗北を語ったものは多い) 『ギリシア神話』14 ヘルメース(ゼウスの末子。幸運、商売、盗み、賭博、競技の神。) 『ギリシア神話』15 ヘーリオス(太陽神) セレーネー(月神:太陽神の姉妹) 『ギリシア神話』16 ギガントマギー(濃い髭などを生やし、下半身は鱗で覆われている。) 『ギリシア神話』17 テュポーン(または、テュポエウス) (テュポーンの全身には羽が生え、頭と髭からは乱髪がなびき、眼から火を放った。) この話は舞台を想像しながら読んだ。 『ギリシア神話』18 アローアダィ (山の上に行き、山々を重ね、天に登って神々と戦かおうとする。海で山を埋め、陸を海に変えようとした。) 『ギリシア神話』19 プロメーティスと人間の誕生 (好奇心で壺を開けると、鍋が飛び散った。「希望」という鍋だけが留まった。) 『ギリシア神話』20 古代ギリシアの英雄伝説 (諸家の系譜を系統立てて扱ったものと、一人の英雄を中心として多くの人物が次々にあわられる物語) 『ギリシア神話』21 「ペルセウス物語」(若い牡牛の姿に変えられた事もある美しいイーオーは、エジプト王と結婚し、ゼウスとの間の子も王となった。) 『ギリシア神話』22 ベレロポーン(又は、ペレロポンテーヌ) (メドゥーサを退治 神馬ペーガソスに乗る 怪獣キマイラ退治) 『ギリシア神話』23 クリオシオス ダナエー ゼウス ペルセウス ゴルゴーン アテーナー女王 ヘルメース グライアイ(老婆たち) ニンフ アンドロメーダー セリーポス 『ギリシア神話』24 ヘーラクレスの誕生 (ヘーラクレスの名は、「ヘーラ女神の栄え」という意味。) 『ギリシア神話』25 ヘーラクレス (『ギリシア神話』(岩波新書)ヘーラクレスの項目を書き出す。) 『ギリシア神話』26 ヘーラクレス (十二功業 十二の功業) 『ギリシア神話』27 十二功業、十二の功業(ヘーラクレス)とは 『ギリシア神話』28 ヘーラクレス十二功業の「ネメアーの獅子」 ヘラクレースは棍棒を振りかざして、獅子を追った。 『ギリシア神話』29 ヘーラクレース十二功業 「ヒュドラーのレルネー(水蛇)退治」 ヘーラクレースはヒュドラー(水蛇)の頭の付け根を焼き、新しい頭が生えるのを止めた。 『ギリシア神話』30 ヘーラクレース十二功業 「ケリュネイアの鹿」 (ヘーラーの命令でその鹿はヘーラクレースを試すために、ケリュネイアの山中に放された。) 『ギリシア神話』31 ヘーラクレース十二功業 「エリュマントス山の猪の生け捕り」 (ヘーラクレースが茂みから大声で叫び、猪を追い出した。) 『ギリシア神話』32 ヘーラクレース十二功業5 「アウゲイアースの家畜小屋掃除」 (ヘタクレースは牛小屋の土台に穴を開け、3000頭30年分の糞を川に流し、一日で本当に綺麗にしてしまった。) 『ギリシア神話』33 ヘーラクレース十二功業6 「ステュムパーリデス湖の猛鳥退治」 (ヘタクレースは湖の近くの山で、ガラガラ(爆音)を打ち鳴らし、鳥を追い払い、全ての鳥を矢で撃ち落とした。) 『ギリシア神話』34 ヘーラクレース十二功業7 「クレータの牡牛」 (クレータ王ミーノースはある日、海中から現れたものを、海神ポセイドーンに捧げると約束した。) 『ギリシア神話』35 ヘーラクレース十二功業8 「ディオメーデースの人喰い馬」 (ヘーラクレースは仲間とともに海を渡り、馬丁共を圧服し、孔馬を海岸に連れていった。) 『ギリシア神話』36 ヘーラクレース十二功業9 「アマゾーンの女王ヒッポリュテーの帯」 (ヘーラクレースは最初の甘言は罠であったと考え、ヒッポリュテーを殺害して腰帯を持ち帰った。) 『ギリシア神話』37 ヘーラクレース十二功業10 「ゲーリュオーンの牛」 (ヘーラクレースは 犬を棒で叩き殺し、牛飼いも矢で射り殺す。牛を盃に乗せ、太陽神に返した。) 『ギリシア神話』38 ヘーラクレース十二功業11 「ヘスペリデスの黄金の林檎」(神は礼としてヘーラクレースアートラースの所に行き、アートラースに蒼穹を取って来させると良いと言った) 『ギリシア神話』39 ヘーラクレース十二功業12 「冥界のケルベロス犬の生捕り」 (ヘーラクレースはケルベロス犬をエウリュテウスに見せた上で、また、地獄に連れて行った。) /忘却の椅子 『ギリシア神話』40 ヘーラクレース十二功業12を終えて 「十二功業後の遠征」 (ヘーラクレースは十二功業を終了して、自由の身となった。しかし再び、発狂。云々) 『ギリシア神話』41 デーアネイラ求婚(ヘーラクレースはカリュドーンに来て、メイアグロスの妹であるデーアネイラに求婚し、彼女を争い、牡牛の姿になったアケローオス河神と格闘して勝った。) 『ギリシア神話』42 ケンタウロス退治(ヘーラクレースは酒(甕)を強要されたので、ケンタウロスは仕方なく酒を差し出した。) 『ギリシア神話』43 ヘーラクレースは女神の懐から生まれる真似をする儀式によって、彼女の子となり、その娘ヘーベーを娶った。 『ギリシア神話』44 テーセウス物語(『テーセウス物語』は『ヘーラクレース物語』のアテーナイ版。)