映画『記憶にございません!』2019
中井貴一主演の映画『記憶にございません!』を見た。
筋書きの一部始終、話の展開、台詞の言い回し、仕草や表情の間の取り方のどれをとっても面白く、また、パロディ感も強く、大変面白かった。
中井貴一と小池栄子、中井貴一と吉田羊との絡みも面白い。石田ゆり子の石田ゆり子らしからぬすすよこれや表情にも、楽しませていただいた。
中井貴一、、、こんな○理大臣であれば良い大臣であれ悪い大臣であれ、ニュースを見るのも楽しいだろう。
それにしても「記憶にございません!」や他に出てくる方々など、完全にパロディ化され、脚本がうまいなと感じた。
草刈正雄の大きな態度と口をすぼめた言い回しは、本当の政治家のように思えた。
ただし最近の官○長○だった方々より花があり、存在感があり、二枚目である。
佐藤浩市も存在感のある、良い仕事をされていた。
斉藤由貴は前半はとぼけた役柄であったが、台所で、フライパンで総理の頭を叩くという重要な役割をされていて、最後の話をうまくまとめた。
上にも脚本のうまさに触れたが、ラストの、○理大臣の小学生の頃の作文を小池栄子が持ってく他場面は、話の展開に拍手を送った。
大臣曰く、
「これは国家秘密です。」 三谷、うまい!
最近読書にはまっていて映像を見る時間がすこぶる短かったが、久々に映画を見ることができた。
初めから最後まで笑い続けながら見た 映画『記憶にございません!』
こんな花のある個性的で存在感のある政治家がいたならば、このコロナの時節、少しはニュースを見るのも楽しかったであろう。
そして、こんな時期だからこそ、正悪は別問題として昔の政治家を思い浮かべながら見たこの映画が超面白かったのかもしれない。
時代を見据えて、2019年に公開された本映画。三谷幸喜はある意味、天才かもしれない。
今回も簡単な、見たという記録のみにて、失礼いたします。
制作年/2019 制作国/日本 内容時間/127分
監督 三谷幸喜 脚本 三谷幸喜 撮影 山本英夫 音楽 荻野清子
黒田啓介 中井貴一 井坂 ディーン・フジオカ 黒田聡子 石田ゆり子 鶴丸大悟 草刈正雄 古郡祐 佐藤浩市 番場のぞみ 小池栄子 寿賀さん 斉藤由貴 スーザン・セントジェームス・ナリカワ 木村佳乃 山西あかね 吉田羊