『ギリシア神話』10 アテーナ(アテーナー)
『ギリシア神話』(高津春繁著 岩波文庫)によれば
アテーナは、アクロポリスの守護の女神。
英雄王侯の守護神。
ホーメロスで女神がよく鳥の姿に身を変えるのは、古いミュケーナイ時代の鳥の姿の女神の名残。
アテーナは、
織物、陶器、治金、医術、戦の女神
アテーナは、
知的な方を好む
選ばれた民族や英雄の指導者
ホーメロスでではアテーナは、ディオメーデスを戦闘で助け、アキレウスの怒りを押え、ディオメーデスの放浪と帰国してからの良き伴侶、指導者となる。
アテーナはアティーナイ市の最大の守護神。
アテーナー
アテーナー(古代ギリシア語:Ἀθηνᾶ, Athēnā、イオーニア方言:Ἀθήνη, Athēnē アテーネー、ドーリス方言:Ἀθάνα, Athana アターナー、叙事詩体:Ἀθηναίη, Athēnaiē アテーナイエー)は、知恵、芸術、工芸、戦略を司るギリシア神話の女神。
オリュンポス十二神の一柱である。
アルテミス、ヘスティアーと同じく処女神である。
女神の崇拝の中心はアテーナイであるが、起源的には、ギリシア民族がペロポネーソス半島を南下して勢力を伸張させる以前より、多数存在した城塞都市の守護女神であったと考えられている。
ギリシアの地に固有の女神だが、ヘレーネス(古代ギリシア人)たちは、この神をギリシアの征服と共に自分たちの神に組み込んだのである。
日本語では主に長母音を省略してアテナ、アテネと表記される場合が多い。
ミュケーナイ(ミケーネ)時代
ミケーネ(古代ギリシア語:Μυκῆναι;ミュケーナイ、現代ギリシア語:Μυκήνες;ミキネス)
ギリシャ・ペロポネソス地方アルゴリダ県アルゴス=ミキネス(英語版)市の古代都市。
ペロポネソス半島東部に位置し、ミキネス(英語版)の2km西に位置する。
1872年に、ハインリヒ・シュリーマンによって遺跡が発掘され、古代ギリシア以前の文明が発見された。
これは、この地の名をとってミケーネ文明と呼ばれる。
近隣の都市としては、約30キロ北東にコリント、10キロ南にアルゴスが位置している。 ミケーネの遺跡は、獅子門、円形墳墓A、王室、アトレウスの墳墓が有名で、そのいずれも巨大な切り石を用いた建築である。
ミノア文明のものに比べ、これらは非開放的で求心的、かつ重装備である。
ミノア文明
サントリーニ島、謎のミノア文明
古代遺跡。
島の南部で、火山灰によって良好な状態で保存されている古代集落の遺跡が発掘された。
3階建ての家
排水設備
下水設備他
文明の素晴らしさに、合掌。
https://eugene.kaspersky.co.jp/2016/07/07/minoan-mystery-in-santorini/サントリーニ島、謎のミノア文明
オリュンポス十二神
通常、12神の神々は
ゼウス
ゼウスの妻ヘーラー
ゼウスの娘アテーナー
アポローン
アプロディーテー
アレース
アルテミス
デーメーテール
ヘーパイストス
ヘルメース
ポセイドーン
ヘスティアー
『ギリシア神話』 高津春繁著 岩波文庫 参考
ウィキペディア 参考
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