『ギリシア神話』6 『神統記』(ヘーシオドス著)
『神統記』(ヘーシオドス著)『ギリシア神話』(高津春繁著 岩波文庫)によれば
『神統記』(ヘーシオドス著)は
空間のカオスから次の二つが生まれた。
胸の広い大地(ガイア)
愛(エロス)
空間(カオス)
闇(エポノス) 暗黒と夜
昼(メーラ) 上空
大地(ガイア)
星に輝く
天空(ウーラノス)
大洋(ポントス)
その後彼女は、五人の神と床を共にする。
大地(ガイア)は
六人の女神 を産んだ後、最後に、
クロノス が生まれた。
さらにガイアは、
三人の怪物
三人の百手巨人 を生む。
空間(カオス)
怪物たちを忌み嫌い地下に隠す。
大地(ガイア)はこれに対し、怒り金剛の斧を造って、クロノスに父を追い払うように命ずる。
クロノスは空間(カオス)を待ち伏せし、空間(カオス)の局部を切り落とし、投げる。大地が血潮を受け、
エリニュス(復讐の女神)
巨人たち が生まれた。
海に投げられ生じた泡から、
アプロディーネ(女神)が生まれた。
夜からは
三人の運命の女神 が生まれた。
また他にも、おびただしい数の多くが生まれた。
クレノスはレ(イ)アーを妻にして子を産むが、ポセイドンの父となったが、大地(ガイア)と天空(ウーラノス)が自分の子供によって滅ぼされると予言したので、子が生まれると次々の飲み込んだ。
ゼウスの運命を予言し、島の洞窟でこっそりと産み育てた。
鳴き声も聞こえぬようにした。
レ(イ)アーは石を布二巻このように見せかけ、クロノスに飲み込ませた。
ゼウス 空
ポセイドン 海 を与えられる。
ハーデース 冥府の支配権が与えられた。(『ギリシア神話』 高津春繁著部分要約)
『ギリシア神話』 高津春繁著 岩波文庫 参考
『ギリシア神話』1 オレステース 『ギリシア神話』2 アガメムノーン 『ギリシア神話』3 カッサンドラーの悲鳴 クリュタイムネーストラー 『ギリシア神話』4 生贄としての悲惨な最後を迎える イーピゲネイア 『ギリシア神話』5 『エーレービクトラー』(エウリービーデース著) 『ギリシア神話』6 『神統記』(ヘーシオドス著) ゼウスの運命を予言し、島の洞窟でこっそりと産み育てた。