映画『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』2019年製作/106分
文豪・太宰治の未完の遺作を基に、劇団ナイロン100℃を主宰するケラリーノ・サンドロヴィッチが独自の解釈で舞台化し、第23回読売演劇大賞最優秀作品賞を受賞した作品の映画版、『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』を見た。
小池栄子と大泉洋の対話部分は良質の舞台のようだとワクワクしながら見ていたのだが、実際には賞まで取った舞台を映画化したとのこと。
納得した。
しかし、小池栄子は素晴らしい。
どの映画を見ても、素晴らしい。
美しいは、美しさを抑えるわ、演技も登場人物も自由自在。
今回の映画や舞台もはまり役だったというが、『探偵明智五郎』のマリア役も心に残っている。
心に残る映画やドラマが多い。
映画は、面白かった。
録画して見るつもりだったのに、頭を見ていると、最後まで見終えてしまった。
この作品、太宰治の遺作だという。
映画を見ることができてよかったという秀作。
今回もネタバレなしの記録のみにて、失礼いたします。
監督 成島出 脚本 奥寺佐渡子 撮影 相馬大輔 音楽 安川午朗
大泉洋と小池栄子の主演でケラリーノ・サンドロヴィッチの舞台を映画化した人生コメディ。女性にモテる文芸誌編集長は偽の妻を仕立て、愛人たちに別れを告げる様子を描く。
文豪・太宰治の未完の遺作を基に、劇団ナイロン100℃を主宰するケラリーノ・サンドロヴィッチが独自の解釈で舞台化し、第23回読売演劇大賞最優秀作品賞を受賞した作品の映画版。
大泉演じる文芸誌編集長・田島の偽の妻となるキヌ子役の小池が、当たり役となった舞台版に引き続いて同役を演じ、美貌を隠してパワフルに生きる女性像を鮮やかに体現。大泉も情けない男性役を持ち前の演技力で魅力的に演じ、田島の愛人を演じる緒川たまき、橋本愛、水川あさみといった女優と繰り広げる丁々発止の掛け合いも楽しい。(WOWOW)
役名 役者名 田島周二 大泉洋 永井キヌ子 小池栄子 大櫛加代 水川あさみ 水原ケイ子 橋本愛 青木保子 緒川たまき 田島静江 木村多江 漆山連行 松重豊