ドラマ『アキラとあきら』全9話 2018
池井戸潤原作 前川洋一脚本
向井理 斎藤工 松重豊 石丸幹二 飯田基祐 木下ほうか 堀部圭亮 他
向井理と斎藤工のドラマ『アキラとあきら』を二日に分けて見た。
他に松重豊、石丸幹二、飯田基祐、木下ほうか、堀部圭亮や、田中麗奈など出演。
向井理、斎藤工は月並みな言葉だが、大変よくやっておられた。
河原崎権十郎に似ているような気がしてならな石丸幹二、飯田基祐が出ておられ、ニコニコ^^
堂々の石丸幹二だと感じた。(舞台を見たいな^^)
このドラマ、運命が一つのキーワードになっていた。
また、基本悪人がいないことと、兄弟構成に興味を感じた。
兄弟構成においては欧州や諸外国においても、の逸話などで、順位によって決定づけられたり運命を左右されたりするものが多い。
立ち絵ば、「三匹の子豚」
如何にせん、「三匹の子豚」等では三匹目、あるいは末子が成功を成し得たり、生命危機から逃れるといった話である。
ところが、ドラマ『アキラとあきら』では、父親の兄弟は三人(石丸幹二 木下ほうか 堀部圭亮)で、向井理の兄弟は二人、いずれも長男ができが良い。或いは弟が皆、長男にコンプレックスを持っている。
日本では、長男を後継にしたり、次男を出家させたり、或いはある地方では長男以外は奴隷云々と云った話も伝えられているが、云々。
ドラマ『アキラとあきら』では、父親(石丸幹二 長男)の兄弟弟役である木下ほうかと堀部圭亮が、お神酒徳利のように描かれる。
マザーグースにそう云った話はないのだが、この二人はテンポよく阿呆な事をやってのけ、マザーグースを思い浮かべたり、狂言の太郎冠者と次郎冠者を思い浮かべる。
木下ほうかの静かで趣のある阿呆ぶりの次男役を見事にやってのけ、堀部圭亮がドアホぶりを加速させる。
ドラマ『アキラとあきら』では、石丸幹二と木下ほうかと堀部圭亮の場面を見て、舞台を見たいと強く感じた。
ブラボー!!!
今回も簡単な記録のみにて、失礼いたしまする。
原作 池井戸潤「アキラとあきら」(徳間文庫刊) 脚本 前川洋一 監督 水谷俊之 監督 鈴木浩介 音楽 羽岡佳
向井理 斎藤工 小泉孝太郎 田中麗奈 松重豊 石丸幹二 飯田基祐 木下ほうか 堀部圭亮 他