アマビエ(半人半魚 人魚)
当年より六ケ年の間諸国豊作也、侃
病流行、早々私写シ人々二見セくれ
肥後国海中へ毎夜光物出ル、所の役人行
見るニ、づの如く者現ス、私ハ海中ニ住申アマビエト申
者也、当年より六ケ年の間諸国豊作也、侃
病流行、早々私写シ人々二見セくれと
申て海中へ入けり、右(ママ)写シ、役人より江戸へ
申来ル写也
弘化三年四月中旬
当年より六ケ年の間諸国豊作也
五穀豊穣が六年続く。
侃
病流行、早々私写シ人々二見セくれ
「病が流行るので、早く私を描き写して 云々」
役人が写して江戸に事情を話し、持って来た絵図(写)です。
づの如く者=図の如く者
侃=ただし
右(ママ) =左の間違い
弘化=日本の元号の一つ。天保の後、嘉永の前。
1845年[1]から1848年までの期間を指す。
この時代の天皇は仁孝天皇、孝明天皇。
江戸幕府将軍は徳川家慶。 (ウィキペディア引用)
妖怪アマビエが描かれた江戸時代の瓦版(京都大付属図書館所蔵)