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Channel: 乱鳥の書きなぐり
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道中膝栗毛発端(はじまり) 東都 十返舎一九「女房(おふつ)と離縁」 「仏がさかさま、(胸毛とは^^にゃはは)」

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 道中膝栗毛(どうちゅうひざくりげ)発端(はじまり)   東都 十返舎一九


      「女房(おふつ)と離縁」 「仏がさかさま、(胸毛とは^^にゃはは)」


 
芝居調に話しが進む。
舞台が眼に浮かぶおふつとろやじさんのやりとりが面白い^^
     ▼

やじ
 艱難(かんなん)辛抱するこの女房を捨てられぬ 云々   P,54

おふつ
 艱難(かんなん)辛抱するこの女房を捨てられぬといひなさったがわたしには千倍(ありがたいこと)
 おさぶらいの手にかかる了見なら、まずわたしが死にまする。 云々  p,55

やじ
 (それほど)思いついたことなら仕方がねぇ  云々   で、年上のおふつとは離縁。

やじ
 皆俺が自作の狂言
 二人にや飲んでいっぱいくわせ、追い出したも、云々

 
 イメージのやじさんよりは、「ふていやろう」であるが、どこか憎めない^^(笑い)




おつぼのおやじ(おつぼとは、お腹に子が宿り、北さんから回ってやじさんのところに来てドタバタした口調の掛け合いが起こる最中、産気づき、挙げ句の果ては死んでしまった女)
 仏ちがい申た、この仏には、首がござらぬ。云々
 男の仏と見えて、胸髭が生えて 云々

大や(おたなの大家さん)
 コリヤア、仏をさかさまに入れてござる 云々 p,66


 「発端」から、
   出ました^^十返舎一九節^^



 この後、やじさん宅にきたさんが居候し、その後二人は、東海道中へと出かけまする^^


 

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