南座新開場一周年記念
京の年中行事
當る子歳
吉例顔見世興行
東西合同大歌舞伎
2019年11月30日(土)~12月26日(木)
昨年の顔見世は、夜の部を夫婦二人で見た後日、ミニバイクで事故を起こした。
夜の部を観劇後日、一人で行く予定であった昼の部を夫がかわって行ってくれた^^
今年は絶対行けるようにと願をかけ、夫と二人で夜の部に絞った。
20年ぶりに興行される仁左衛門丈出演の『堀川波の鼓』を見るためである。
夫は『堀川波の鼓』は二度目、私は退い10年前は受験などのため、子育てに追われていた^^
会場にはN.Kのカメラは入っていた。
南座の係員女性に尋ねると、
案の定、『堀川波の鼓』収録だろいう。
係員曰く、
「お客様、さすがですね。ちなみに昼の部は、『金閣寺』を撮っておられました。」
と。
いずれN,Kで放映されるかもしれない^^
2019年南座顔見世の私のみた夜の部は、役者さんたちが嬉々とされており、観て満足のいくお舞台でした。
ただ^^、
中国旅行後のカメラの電池の充電を忘れ^^;;夜の様子や、南座の顔見世ならではの風物詩の一つ、竹馬の写真を撮ることができませんでした。
ま!舞台がよかったので、良しとしましょう^^v
夜の部 午後4時45分~
堀川波の鼓 4:45-6:00
近松全集(影印 途中まで)と歌舞伎全集で読んで舞台観劇に挑んだ『堀川波の鼓』
『堀川波の鼓』に片岡仁左衛門丈がご出演されるということだけは知っていたが、後の出演者や他の演目名の予備知識はなかった^^
行ってびっくり。
配役の想像を間違っていた。
夫役がの座衛門丈で、おっしょさん(御師匠さん)役は梅玉さんであった。
舞台は新歌舞伎に近い流れではあったが、面白かった。
幕間 15分
釣女 6:15-6:50
松羽目物^^
何度も見た演目であるが、鴈治郎さんの『釣女』を見て、多くの方で見た『身替御前』(狂言では『花子』)の中で、田之助さんと鴈治郎さんのそれを思い浮かべていた。
鴈治郎さんの私が見た日の『釣女』の化粧は おかめ、或いはは醜女というよりは、愛嬌と可愛げのある少し太根の女を演じられていた。
化粧に愛嬌があり、可愛らしくて、おおよそブサイクとは言い切れない。
演目の内容を知って会場中は大笑いしていたが、私、笑いながらも他のことを考えていた。
『これは、役者の遊び心ではないのか?』
と。
役者は幕鬱で度々ストレス発散させた言葉を発するという。
会場中は笑っていたが、実は、会場の女性たちが笑われていたのではないかといった穿った考えがふと頭の片隅によぎる。
それほど、今回の鴈治郎さんの『釣女』は可愛らしく、ブサイク(笑)ではなかった。
幕間にロビーのソファーで座っていると、一般観客の可愛げのあるお顔の多さに驚いた。
いらぬ勘ぐりをされないように、もう少し化粧を、おかめに仕上げてもと感じたのは、私だけか。
もっともこう行った愛嬌があるだけのブサイクではないメークは、翫雀さんだけに限ったことではない。
もうお一方の、二人が釣れると行った対比から考えれば、こう行った演出が好ましいのかもしれない、と、ブス申す。
幕間 30分
新皿屋舗月雨暈 魚屋宗五郎 7:20-8:30
役者さんみなさんが、大変力を入れておられた。
現在の中村芝翫さんの力の入れようと研究心が半端なかった。
多くの役者さんのようところを多く取り入れられ、それでいて、芝翫さんのみじからや砂らしさも全面的に前に出され、大変満足のいく芝居であった。
現在の中村芝翫さんも、お父上の芝翫丈同様、素晴らしい役者さんだと感じた。
またご子息の現在の橋之助さんが大変援護力を伸ばしておられ、見ていて気持ちが良かった。
夜の部に行って良かった。
幕間 10分
越後獅子 8:40-8:55
華やかで楽しい『越後獅子』の全ての若い役者さんたちは、全力で挑んでおられ、見ている側も背筋を正して楽しませていただいた。
舞台も会場も熱が入り、大向こうの最後の言葉が、
「良かったよ!!!最高!!」
、であった。
大向こうの方のこう行った言葉を聞くのは、久しぶりであった^^v
堀川波の鼓
釣女
新皿屋舗月雨暈 魚屋宗五郎
越後獅子
「堀川波鼓」 近松門左衛門作 1 一オ
「堀川波鼓」 近松門左衛門作 2 一ウ 二オ
他
昼の部は次の演目でした。
昼の部 午前10時30分~
信州川中島合戦 輝虎配膳 10:30-11:10
幕間 15分
戻駕色相肩 11:25-11:55
幕間 30分
衹園祭礼信仰記 金閣寺 12:25-1:55
幕間 20分
仮名手本忠臣蔵 衹園一力茶屋の場2:15-3:50