山東京傳作 ゑとむまれ『艶氣樺焼 中』三ウ、四オ(浮気の蒲焼 中)稀書複製会 15
三ウ
ゑん
二郎
ハ
やく
しや
女郎
な
ど
の
こゝ
ろ
い
き
に
て
ゑ
かう
いん どうりやうの
かい てうへちゃ
ちんをほうのう
せんとおもひ
うきなとてまへの
もんをひよくもんニ
つけさせるちうもん
にてきたりきの介
四オ
うけあいてたまちの
てうちんやへ
あつらへける
中やへは
ちょうづ
手ぬぐい
を
あつらへ
これも
ひよく
もん
にて
しよ/\
のはやり
がミへ
ずい
ぶん
めニたつやう
ほうのうするこれも
よつぽどのいたこと也
もちろん何のぐわんも
なけれども このようニ 奉納ものハ
なるほど うわきなさたなり
三ウ
とんだいそいそぐね、ほねハ
しげほねニしてわかく
ほんぬりニしんちうの
かなもの、いくらかゝつて
も
いゝ
から
ずい
ぶん
りつ
ぱに
して
への
ゑかういん どうりやう =回向院 どうりょう(神奈川県の道了尊)
道了=道了尊の天狗伝説が息づく大自然の禅寺 神奈川県【大雄山最乗寺】
かい てうへちゃちんをほうのう =開帳へ提灯を奉納
うきなとてまへのもんをひよくもん =浮名の紋を比翼紋
比翼紋=相愛の男女がそれぞれの紋所を組み合わせた紋。二つ紋。
比翼=比翼仕立のこと。
和服の襲物 (かさねもの) の仕立て方の一種。
表に見える部分 (袖口,襟,裾回し) だけを重ね着に見えるように,別布で上着につけて仕立てる方法。
人形仕立ともいう。
洋服の前打合せの仕立て方の一種。
上前の端を2重につくり,その間にボタンを通して留めるため,表からボタンが見えないようになっている。
一般にオーバーコートやレインコート,マント,ジャケットなどに用いる。
てうちんや =提灯屋
しよ/\のはやり =所々の流行り
いたこと也 =痛事也(出府がかさみ、懐に痛い事也)
ぐわん =願(かけ)
(読み間違いはお許しください。)
山東京傳作 ゑとむまれ『艶氣樺焼 上』(浮気の蒲焼 上)稀書複製会 1
山東京傳作 ゑとむまれ『艶氣樺焼 上』一オ(浮気の蒲焼 上)稀書複製会 2
山東京傳作 ゑとむまれ『艶氣樺焼 上』一ウ(浮気の蒲焼 上)稀書複製会 3
山東京傳作 ゑとむまれ『艶氣樺焼 上』二オ(浮気の蒲焼 上)稀書複製会 4
山東京傳作 ゑとむまれ『艶氣樺焼 上』二ウ(浮気の蒲焼 上)稀書複製会 5
山東京傳作 ゑとむまれ『艶氣樺焼 上』三オ(浮気の蒲焼 上)稀書複製会 6
山東京傳作 ゑとむまれ『艶氣樺焼 上』三ウ(+4オ)(浮気の蒲焼 上)稀書複製会 7
山東京傳作 ゑとむまれ『艶氣樺焼 上』四オ(浮気の蒲焼 上)稀書複製会 8
山東京傳作 ゑとむまれ『艶氣樺焼 上』四ウ(浮気の蒲焼 上)稀書複製会 9
山東京傳作 ゑとむまれ『艶氣樺焼 上』五オ(浮気の蒲焼 上)稀書複製会 10
山東京傳作 ゑとむまれ『艶氣樺焼 上』五ウ(浮気の蒲焼 上)稀書複製会 11
山東京傳作 ゑとむまれ『艶氣樺焼 中』一オ(浮気の蒲焼 中)稀書複製会 12
山東京傳作 ゑとむまれ『艶氣樺焼 中』一ウ、二オ(浮気の蒲焼 中)稀書複製会 13
山東京傳作 ゑとむまれ『艶氣樺焼 中』二ウ、三オ(浮気の蒲焼 中)稀書複製会 14
山東京傳作 ゑとむまれ『艶氣樺焼 中』三ウ、四オ(浮気の蒲焼 中)稀書複製会 15
上
中
印行三百部之内
第三七號(第37号)
會製複書稀(稀書複製会)