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『絵本百物語 桃山人夜話』桃山人著 竹原春泉 画 多田克己編 京極夏彦他 国書刊行会 1997年

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  竹原春泉 『絵本百物語 桃山人夜話』  



 桃山人著
 竹原春泉 画

 多田克己 編
 京極夏彦 他

 国書刊行会

 1997年6月24日

 185ページ
 3800円+税金


 
 ネットで見つけた桃山人著、竹原春泉 画の絵本百物語が面白かったので、竹原春泉 『絵本百物語 桃山人夜話』を楽しむ。

 それぞれの話がワクワクするが、特に芝居に関係する話などは大変興味深く、また解説を含めルト、参考になる。

 例えば、ここでは取り上げてないが、「累」のなの持つ意味合いなどが記されており、これまでに歌舞伎で見て感じ取って居た累自体に対するイメージを覆してしまった。

 芝居の好きな知人にラインで伝えると、私に近い感書きで楽しんで居たらしく、『絵本百物語』興味を持ったと言ってくれたのが喜ばしい。


 解説 累(かさね)
 下総国は羽生(はにゅう)村の百姓与右衛門の妻のかさねは実名をおつ
話という。淫乱でじゃけんであったために、度々嫁(か)したものの、そ
の度に離別され、それは九度に及んだ。よって、里人はあだ名
をつけて累と呼んだ。夫の与右衛門に悋気(りんき)して自ら井戸に身を
投げて死に、其の霊が後妻に取り付いて  云々  (『絵本百物語 桃山人夜話』P.86)


『絵本百物語 桃山人夜話』百話全てが収められて居るのではなく、其のかず三十余話のみ。

 本書が読了したが、ブログで文字を起こしたのは十二話のみ。

 まとめとして下に記録することにします。

        ▼

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 
      

 
  本文に「。」が付いている場合は「。」 付いて無い場合は「、」突表記しています。
 (「尓」「能」などのように、助詞の部分はそのまま元字で書いています)

 『桃山人夜話 絵本百物語』より 多田克己編 京極夏彦他  国書刊行会 より

 
 『絵本百物語』 巻一 第一  白蔵主(はくぞうす)  (『絵本百物語』桃山人著  竹原春泉 画) 『桃山人夜話 絵本百物語』より 

 
 『絵本百物語』 巻一 第二  飛縁魔(ひのえんま)  (『絵本百物語』桃山人著  竹原春泉 画) 『桃山人夜話 絵本百物語』より 

 
  『絵本百物語』 巻一 第三  狐者異(こはゐ)  (『絵本百物語』桃山人著  竹原春泉 画) 『桃山人夜話 絵本百物語』より

 
  『絵本百物語』 巻一 第四  塩の長次郎(しほの ちやうじらう)  (『絵本百物語』桃山人著  竹原春泉 画) 『桃山人夜話 絵本百物語』より

 
 『絵本百物語』 巻一 第五  磯なで(いそなで)  (『絵本百物語』桃山人著  竹原春泉 画) 『桃山人夜話 絵本百物語』より

 
 『絵本百物語』 巻一 第六  死神(しにがミ)  (『絵本百物語』桃山人著  竹原春泉 画) 『桃山人夜話 絵本百物語』より

 
 『絵本百物語』 巻一 第七  野宿の火(のじやく)  (『絵本百物語』桃山人著  竹原春泉 画) 『桃山人夜話 絵本百物語』より

 
 『絵本百物語』 巻一 第八  寝ぶとり(ねぶとり)  (『絵本百物語』桃山人著  竹原春泉 画) 『桃山人夜話 絵本百物語』より

 
 『絵本百物語』 巻一 第九  周防の大蝦蟇(すおうのおほがま)  (『絵本百物語』桃山人著  竹原春泉 画) 『桃山人夜話 絵本百物語』より

 
 『絵本百物語』 巻一 第十  豆狸(まめだぬき)  (『絵本百物語』桃山人著  竹原春泉 画) 『桃山人夜話 絵本百物語』より

 
 『絵本百物語』 巻一 第十一  山地乳(やまちち)  (『絵本百物語』桃山人著  竹原春泉 画) 『桃山人夜話 絵本百物語』より

 
  『絵本百物語』 巻一 第十二柳  柳おんな(やなぎおんな)  (『絵本百物語』桃山人著  竹原春泉 画) 『桃山人夜話 絵本百物語』より
 
 
 『絵本百物語』 巻第三 第 十九 葛の葉(くずのは)  (『絵本百物語』桃山人著  竹原春泉 画) 
 
  
 『絵本百物語』 巻第四 第三十五 神那里(かみなり)(下野の国の雷獣のこと、それを狩りとることが「かみなり狩り」) 
 

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