『絵本百物語』 巻一 第八 寝ぶとり(ねぶとり) (『絵本百物語』桃山人著 竹原春泉 画) 『桃山人夜話 絵本百物語』より
寝ぶとり
むかし見めうつらかなる
おんなありしがねぶれる
時春その身 座敷中
にふとりいびきの 声
車能とゞろくがごとく
これなん世尓ねぶとり
といふものにこそ
寝ぶとり = ねぶとり
ねぶれる時春= (文意)眠っている時は
座敷中= ざしきぢう(ざしきじゅう)
本文に「。」が付いている場合は「。」 付いて無い場合は「、」突表記しています。
(「尓」「能」などのように、助詞の部分はそのまま元字で書いています)
『桃山人夜話 絵本百物語』より 多田克己編 京極夏彦他 国書刊行会 より
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