『古文書はこんなに魅力的』 油井宏子著 柏書房 2006年 288ページ
「白木屋日本橋店奉公人の古田六兵衛 店を抜け出した六六兵衛」(4枚)
『古文書はこんなに魅力的』
油井宏子著
柏書房
2006年
288ページ
『そうだったのか江戸時代 古文書が語る意外な真実(油井 宏子 著 柏書房 2010年 236ページ)の中で、『古文書はこんなに魅力的』の紹介を複数回されていたので、読んでみた。
文字も危ういものがいくつかあり、再読してよかったと感じる。
油井宏子著の古文書本は 『こんなにおもしろい古文書』など幾冊かある。
読む度に忘れている部分や新たな知識に気づき、ハッとさせられる。
こういった本は定期的に読み直し、自分の思い込みに修正を聞かせる必要があると感じる。
さてさて、最近は古文書関係の本を読んでいる時間が長いような気がする。例えば最近この本の前には 『江戸時代の古文書を読む 享保の改革』 (東京堂出版)であった。
歴史嫌いの私が、古文書がおもしろいと感じるようになり、また読むことに喜びを感じるようになり始めてきた。
『古文書はこんなに魅力的』を完読したので、趣味である古典の続き『【西鶴選集】西鶴俗つれづれ 影印』『【西鶴選集】西鶴俗つれづれ 翻刻』を読みたいと思う。
古典を多少ならば影印で読むことができる喜びは、私にとっては天にも昇る喜びである。
長年細々ではあるが、大変力のある先生に教えを請い、古い文字を読み続ける訓練ができたことは幸運であったと痛感する。
おそらく、健康状態が続く限り、この技術が向上させて恩返ししたいと思う。
話は戻るが、油井宏子氏の書物はわかりやすく、また、順をおい歴史を追って説明されていて素晴らしいと思う。
古文書を始めたい方や古文書を少し楽しまれている方にはお薦めいたします。
写真部分は「白木屋日本橋店奉公人の古田六兵衛 店を抜け出した六六兵衛」 ▼
「白木屋日本橋店奉公人の古田六兵衛 店を抜け出した六六兵衛」
「白木屋日本橋店奉公人の古田六兵衛 店を抜け出した六六兵衛」
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「白木屋日本橋店奉公人の古田六兵衛 店を抜け出した六六兵衛」