伊吹山
伊吹山 かくとだにえやは伊吹のさしも草 さしも知らじな燃ゆる思ひを藤原実方 女にはじめてつかはしける 後拾遺集・恋一/小倉百人一首 51)
藤原実方 女にはじめてつかはしける 後拾遺集・恋一
かくとだにえやは伊吹のさしも草 さしも知らじな燃ゆる思ひを
小倉百人一首 51 藤原実方朝臣
かくとだにえやは伊吹のさしも草 さしも知らじな燃ゆる思ひを
wikipediaより ▼
藤原 実方(ふじわら の さねかた)は、平安時代中期の貴族・歌人。左大臣・藤原師尹の孫、侍従・藤原定時の子。官位は正四位下・左近衛中将。中古三十六歌仙の一人。
藤原公任・源重之・藤原道信等と親しかった。
風流才子としての説話が残り、清少納言と交際関係があったとも伝えられる。
他にも20人以上の女性との交際があったと言われ、『源氏物語』の主人公・光源氏のモデルの一人とされる事もある。
『拾遺和歌集』(7首)以下の勅撰和歌集に64首が入集。
家集に『実方朝臣集』がある。
逸話
当時、五月の節句には菖蒲を葺く風習があった。実方が陸奥守として下向した際、人々が節句にも関わらず菖蒲を葺かないのを見て、国府の役人に理由を尋ねたところ、陸奥にはそのような習慣はなく、菖蒲も生えていないとの事であった。すると実方は、浅香の沼の花かつみというものがあるのでそれを葺くように命じた事から、陸奥では節句に菰を葺くようになったという[。
死後、賀茂川の橋の下に実方の亡霊が出没するとの噂が流れたとされる。また、死後、蔵人頭になれないまま陸奥守として亡くなった怨念により雀へ転生し、殿上の間に置いてある台盤の上の物を食べたという(入内雀)。
滋賀県の最高峰(標高約1377m)。
日本百名山のひとつ。
岐阜県との境界。
山頂からは眼下に琵琶湖、比良、比叡の山々や日本アルプス、伊勢湾まで一望の大パノラマが広がる。
古くは『古事記』や『日本書記』に。
日本武尊(やまとたけるのみこと)の伝説にも登場する歴史的な山。
古来より著名な薬草や亜高山植物、野鳥、昆虫の宝庫。
山頂のお花畑は、国の天然記念物。
山頂までは、登山、またドライブウェイで。
伊吹山は、近畿、北陸、東海、北陸のすべての地域に交通の便が良く、軍事的においても都合の良かったため、戦国大名・京極氏が伊吹山中に山城が建てられた。
霊峰として名高い。
平安時代に修験道における日本七名山のひとつ。多くの修行者が訪れた。