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Channel: 乱鳥の書きなぐり
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映画『累-かさね-』監督:佐藤祐市 脚本:黒岩勉(歌舞伎の『累』とは違う筋書き) 檀れい 浅野忠信 土屋太鳳 芳根京子

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   奈良  頭塔


   映画『累-かさね-』監督:佐藤祐市 脚本:黒岩勉(歌舞伎の『累』とは違う筋書き)   檀れい 浅野忠信 土屋太鳳 芳根京子 


 映画『累-かさね-』を見た。

『累』というからには歌舞伎の筋書きを予想していたのだが、大筋ちがう。

 映画の『累-かさね-』の筋書きも深い広がりを見せ、面白かった。


 劇中劇の「かもめ」と「サロメ」が話に奥行きを持たせ、さらに面白みは増す。
 
 短い「サロメ」を見ながら、他の舞台や多くの絵画作品を思い浮かべ、うまく話を展開させていらっしゃるなと感心した。


 映画の淡々とした言い回しの浅野忠信さんが印象深い。

 また、檀れいさんの美しさは格別で、この役にぴったりだと感じた。


 家に居ながらにしてゆっくりとした時間を楽しむことができた。

 くどいようだが、『累』という題名ながら、このように歌舞伎とは異なる話の成り行きに、興味を持った。
 



 2大人気若手女優、土屋太鳳と芳根京子が火花を散らす話題の愛憎劇。恵まれた美しさを持つ女優と母譲りの天才的演技力を持つ女性、2人の欲望と嫉妬の物語が幕を開ける。

「まれ」の土屋、「べっぴんさん」の芳根という、いずれも連続テレビ小説の主役を務めた女優のダブル主演で、松浦だるまのコミックを実写映画化。キスをするとお互いの顔が入れ替わるという役柄の土屋と芳根は、お互いの芝居についてメモを交換し合い、複雑な役柄を2人で作り上げた。そんな彼女たちの鬼気迫る演技対決は見応え十分。さらに、劇中では2つの舞台劇、「かもめ」と「サロメ」が演じられ、それぞれのバックステージが描かれるほか、実際に舞台で活躍する俳優たちが顔を見せているのも興味深い。


 2大人気若手女優、土屋太鳳と芳根京子が火花を散らす話題の愛憎劇。恵まれた美しさを持つ女優と母譲りの天才的演技力を持つ女性、2人の欲望と嫉妬の物語が幕を開ける。
 今は亡き伝説の女優、淵透世を母親に持ち、天才的演技力がありながら幼いころから自分の容姿に劣等感を抱いてきた累。そんな彼女の前に母親のことを知る元舞台演出家の羽生田が現われる。累は羽生田の紹介で舞台女優ニナと会うが、ニナは美しい容姿に恵まれながらも、女優として花開かずにいた。羽生田の提案で、2人は累の母親が残した、キスした相手の顔を奪えるという謎の口紅を使い、互いに顔を入れ替える決断をするが……。

制作年/2018
制作国/日本
内容時間/112分


 監督
佐藤祐市
脚本
黒岩勉
撮影
谷川創平
音楽
菅野祐悟

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