朝日新聞記事『猿曳きの選んだ道は…』2019年5月28日朝刊 23面 『阿旬殿兵衛実実記』関連
朝日新聞の朝刊に『大経師昔暦』近松門左衛門(だいきょうじ むかしごよみ、通称「おさん茂兵衛」に体験関連性のある猿曳きに関わる記事が乗せられていたので記録しておきたい。
新聞の中の写真は、狂言『靱猿(うつぼざる)』の一場面(万作の会提供)
[猿曳きとは]
〘名〙
① 猿に種々の芸を教えこみ、これを演じさせて金銭をもらいうけるもの。すでに鎌倉時代からみられる。猿まわし。《季・新年》
※三十二番職人歌合(1494頃)二番「猿ひきの枝をゆぶらんことをおそれて、花の陰をよくべきよしのこころづかひ、優にきこゆ」
② 江戸時代の被差別民の一種。江戸および関東方面などでは、穢多頭(えたがしら)弾左衛門の配下に属し、その身分は、穢多と非人の中間とされた。江戸では猿飼頭長太夫、門太夫両人が支配した。猿舞だけでなく、厩(うまや)の祓(はらい)も行なった。猿飼い。→穢多・非人。
※浮世草子・好色一代男(1682)三「大和の猿引(サルひき)、西のみやの戎(ゑひす)まはし、日ぐらしの歌念仏、かやうの類の宿とて、同じ穴の狐川、身は様々に化(ばかす)るぞかし」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について
馬琴関係
『馬琴中編読本集成 『阿旬殿兵衛實實記』(『阿旬殿兵衛実実記』あしゅんでんべいじつじつき)』
『阿旬殿兵衛実実記』和本巻一、巻二、巻三 滝沢馬琴 歌川豊広 1857年
『阿旬殿兵衛実実記』和本&影印本 巻一〜巻三 滝沢馬琴 歌川豊広 1857年(安政版)と初版(文政版 汲古書院 影印本)を比べ読む。)
『阿旬殿兵衛実実記』和本&影印本 巻四(安政版) 巻三(文政版) を比較して楽しむ。)
『阿旬殿兵衛実実記』安政になり再版再売された際、十巻を十二巻に増やしたのは、冊数を増やす事により、貸本屋の利益が増える
『阿旬殿兵衛実実記』滝沢馬琴 歌川豊広 1857年(安政版 和本) を一巻から読み直す。忠臣蔵の定九郎が記されている。
『阿旬殿兵衛実実記』滝沢馬琴 歌川豊広 1857年(安政版 和本)これだから古典はやめられない。(巻之二十九オ 十八ウ)
『日本古典文学辞典 第三巻』(岩波書店)より、『阿旬殿兵衛実実記』を引く。浄瑠璃『近頃河原達引』が元である。
『阿旬殿兵衛実実記』滝沢馬琴 歌川豊広 1857年(安政版 和本)巻之五まで読了。芝居のように場面が思い浮かぶ。
『阿旬殿兵衛実実記』滝沢馬琴 歌川豊広 1857年(安政版 和本)猿づくしの目次と、猿に関連した言葉遊びが続く。
『阿旬殿兵衛実実記』滝沢馬琴 歌川豊広 1857年(安政版 和本)「近頃河原達引」を引き猿づくし 絵馬 猿曵図「猿回し」「堀川」「近頃河原達引 大阪」
『日本古典文学大系『近松浄瑠璃集 上』より 『大経師昔暦』近松門左衛門(だいきょうじ むかしごよみ、通称「おさん茂兵衛」)近松作品本来の面白みに触れることができる作品のうちの一つ。
朝日新聞記事『猿曳きの選んだ道は…』2019年5月28日朝刊 23面 『阿旬殿兵衛実実記』関連
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『馬琴中編読本集成 俊寛僧都嶋物語』
『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』下巻 巻之八 (巻之一〜巻之八の和本の表紙 共通絵柄)(1枚)
『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』巻之一 自叙 八巻八冊 絵師:歌川豊広(3枚)
『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』巻之一 玉抱有罪とハ 八巻八冊 絵師:歌川豊広 曲亭馬琴編次(3枚)
『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』巻之二 さすらひの巻 弐 八巻八冊 絵師:歌川豊広 (5枚)
『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』巻之三 みさほのまき 三 八巻八冊 絵師:歌川豊広 (5枚)
『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』巻之四 以王ふが島能春 八巻八冊 絵師:歌川豊広 (3枚)
『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』巻之四 巻之四を終えて予告等 八巻八冊 絵師:歌川豊広(4枚)
『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』下巻 巻之五 序・物語最初頁 八巻八冊 絵師:歌川豊広(4枚)
『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』下巻 巻之五 抱筈露宿とハ 歌を遺して 児に示せし 俊寛僧都が事(3枚)
『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』下巻 巻之六 だ以せんの上(6枚) 抱琴述情とハ
『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』下巻 巻之七 大悲山の下 (4枚)
『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』下巻 巻之八 序文滝沢馬琴の引用書が半端なくすごい。(4枚)
『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』下巻 巻之八 付録瞬間考(5枚)『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』「目録上」「目録下」「目録終 全本八冊」読了す。