映画『万引き家族 』(2018)是枝監督 今回はわずかな記録のみで失礼申し上げます。
3★/5★
筋書きは大変よかった。
子供達、安藤サクラさんは特によかった。
リリー・フランキーさんの裸になられた時の後ろ姿が、あの集合体の場面としては美しすぎた。特にお尻は見事な発達ぶりで、女性が羨むほどの美尻。この映画の生活ぶりから考えると、ダサい下着なりステテコなりの方がリアルであったと感じた。
何より違和感が大きすぎたのは、浜辺での樹木希林さん
あれだけ自分の悪を出しておられたにもかかわらず、浜辺でも彼女のシミひとつないシワ一本ない首筋とツヤのある顔の肌が美しすぎた。(ここはメークしなかったんだと、多少がっかりする)
明日の角度を変え、長さも変えて砂を足にかける。自分のおいを嘆き受け入れる場面でも、彼女の首は途中でまっすぐになったり、肩甲骨が健康すぎて背がまっすぐであり、老いを感じなかった。
故中村鴈治郎さんは後ろ姿だけでも、老女を表現されていた。まだ高校生の頃であった。
…などと友人が申しておりましたようなそうではなかったような。これ以上言葉を持ちませんんで、今回は簡単な記録のみにて失礼申し上げます。
解説
「三度目の殺人」「海街diary」の是枝裕和監督が、家族ぐるみで軽犯罪を重ねる一家の姿を通して、人と人とのつながりを描いたヒューマンドラマ。2018年・第71回カンヌ国際映画祭で、日本映画としては1997年の「うなぎ」以来21年ぶりとなる最高賞のパルムドールを受賞したほか、第91回アカデミー賞では日本映画では10年ぶりとなる外国語映画賞ノミネートを果たすなど、海外でも高い評価を獲得。第42回日本アカデミー賞では最優秀作品賞を含む8部門で最優秀賞を受賞した。東京の下町。高層マンションの谷間に取り残されたように建つ古い平屋に、家主である初枝の年金を目当てに、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀が暮らしていた。彼らは初枝の年金では足りない生活費を万引きで稼ぐという、社会の底辺にいるような一家だったが、いつも笑いが絶えない日々を送っている。そんなある冬の日、近所の団地の廊下で震えていた幼い女の子を見かねた治が家に連れ帰り、信代が娘として育てることに。そして、ある事件をきっかけに仲の良かった家族はバラバラになっていき、それぞれが抱える秘密や願いが明らかになっていく。息子とともに万引きを繰り返す父親・治にリリー・フランキー、初枝役に樹木希林と是枝組常連のキャストに加え、信江役の安藤サクラ、信江の妹・亜紀役の松岡茉優らが是枝作品に初参加した。
スタッフ
監督是枝裕和 脚本是枝裕和製作石原隆
依田巽
中江康人
キャスト
リリー・フランキー柴田治
安藤サクラ柴田信代
松岡茉優柴田亜紀
池松壮亮4番さん
城桧吏柴田祥太