氷室神社さんでは5月1日に舞楽を楽しませていただいたことはあるのですが、この度夕座の舞楽を知りましたので記録いたします。
現在の例祭
(宵宮祭)九月三十日午後五時より
(例祭朝座)十月一日午前十一時より
( 〃 夕座) 〃 午後五時より
舞楽奉納、神賑行事
〇宵宮祭 三曲奉納
日時 九月三十日午後六時から
場所 氷室神社直会殿
奉仕 琴 阪磯八重子社中・尺八 琴古流巣籠り会
○例祭 音楽奉納
日時 午後一時から 歌・演奏 凛ひとえ
午後三時から 歌・演奏 ALWAYS
場所 氷室神社舞殿(拝殿)
〇例祭 夕座の舞楽
日時 十月一日午後六時半から
場所 氷室神社舞殿(拝殿)
奉仕 南都晃耀会・南都流舞楽伝承会
(氷室神社 公式HPより)
奈良氷室神社の献氷祭
奈良時代、この春日野に氷池(新公会堂のあたり)や氷室(荒池・鷺池を望む浅茅ヶ原一帯を推定)を設け、氷の神を祀り、春迎えの祭りを行い、順調な気候の推移と豊作を祈願する重要な祭りが営まれたようです。また、氷の朔日ということがあり、古来より旧暦6月1日に、宮中では氷の節会・氷室の節会があり、また民間ではこの日、歯固めと称して寒餅、凍餅を焼き、神仏に供えて食べるなどの風習があります。寒餅とは小寒から節分までのおよそ三十日の間に作られ、冷凍乾燥した餅のことで、寒さが厳しい年ほど保存度が良いといわれます。また、正月元日の節会に宮廷では氷様という行事がありました。前年(十二月)の各地氷室の氷の厚薄を奏上し、石や瓦でそのひな形を作ったといいます。その蔵氷の厚薄をもって今年の豊凶(厚きを豊年、薄きを凶年)を占ったのです。自然現象に兆しを見ようとする慣習から派生している農耕文化の一端と見ることができます。今日、献氷祭は全国各地から製氷・販売業者が参列し今年の業績成就を祈願する祭りとなり、業界繁忙な6月を避けて5月1日に行われています。夏期の天候が勝負という業界の人々の願いは、日本の稲作成就の条件とも同じであります。今日ほど、冷蔵冷凍技術の恩恵にあずかっている暮らしもかつてありません。食品、冷暖房、超伝導リニヤモーターカーなど日常生活から最先端技術に至るまで、あらゆるところに発達した冷の技術があます。氷など珍しくもないこの頃ですが、しかし人間は今も順調な天候の推移に恵まれなければなりません。この祭りの続く所以でもあります。当日は鯛(海の幸の代表)や鯉(里の幸の代表)を封じ込めた二基の大型氷柱や花氷の奉納をはじめ、かち割り氷の頒布、舞楽奉納などの神賑行事が行われます。
(氷室神社 公式HPより)
氷室神社と南都流舞楽
明治三年に廃止されるまで、氷室神社に置かれた旧南都楽所を中心に奈良における舞楽が受け継がれてきました。明治維新により三方楽人(奈良・大阪・京都)が国に召され、曲や舞が一本化されていったのが、現在の宮内庁楽部です。しかし、上京せず地方に残った楽人や舞があり、独自の伝承が見られるのです。南都晃耀会は奈良流を重んじる有志により戦後間もなく結成されました。このたび結成五十周年記念事業として後継者養成のため南都流舞楽伝承教室を企画し、伝承活動に励んでおります。今年も氷室神社の献氷祭、例祭、舞楽初めの他、唐招提寺、東大寺、薬師寺などの諸行事に奉仕の予定です。
(氷室神社 公式HPより)
氷室神社は我が国三雅楽所の一つ、旧南都楽所の本拠地です。
氷室神社伝来の南楽舞楽11曲が、篝火の中、徳川将軍家寄贈の舞楽殿で奉納されます。
(公益社団法人 奈良市観光協会より)
氷室神社さんは早咲きのシダレサクラが有名で、奈良で一番早く咲くと言われていると聞いたことがあります。
この神社は睡蓮も美しいのですが、ただいまは紅白梅が満開。梅の香りが匂い立つ良い季節です。
今回氷室神社さんを訪れて、境内は美しく改装されていることに気づきました。
また、氷の占いも置かれていましたので、楽しませていただきましたら、見事に当たっていました。
「睡眠をじゅうぶんにとる」といったこともそうですが、「金品は身につけ用心せよ」にはピタリと当てはまり、驚きました。^^
氷室神社さんの後、博物館と東大寺さんの修二会に参りました。
二月堂の前で問題が起こりましたが、自業自得です^^
それにしても、氷の水分で占いの文字が浮かび上がるなんて、素敵です。
氷か、あるいは文字部分に何か化学反応が起こる成分が含まれているのかもしれません。
しかしながら私は調べることをやめました。
だって、ワクワクするじゃないですか。
氷室神社さんで氷の占いだなんて、とっても神秘的だと思います!
氷室神社
630-8212奈良市春日野町1-4 (奈良国立博物館向かい側)