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Channel: 乱鳥の書きなぐり
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『壺坂霊験記』片岡愛之助 中村七之助 2011年 浅草公会堂

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 『壺坂霊験記』

出演:片岡愛之助 中村七之助
2011年
69分
カラー
病気を患い盲目となった座頭沢市が、女房お里による献身と愛の深さから観世音菩薩の功徳を受ける。夫婦愛という普遍的な題材に心が温まる作品を初春恒例の若手公演「新春浅草歌舞伎」から。 大和国壺坂の麓。盲目の座頭沢市(愛之助)と、器量良しと評判の女房(七之助)のお里は貧しいながらも仲睦まじく暮らしている。しかし沢市は、毎夜お里が出かけていくのが気掛りでならない。ある日思い切って問いただすと、お里は夫の目が明くよう、壺坂寺の観音様へ毎日通っていたと語る。観音様でも治せないと愚痴を言う沢市を説き伏せ、壺坂寺へと向かう二人。観音様に祈れども、やはり目は明かず、これ以上お里に迷惑をかけたくない沢市は一人で願を掛けるといってお里を帰し、谷底へ身を投げるのだが…。(2011年/平成23年1月・浅草公会堂)

 以前 テレビで見た平成23年1月・浅草公会堂の舞台『壺坂霊験記』

 片岡愛之助さん 中村七之助さんの大熱演

 愛之助さんの沢市は松竹座?だったかでも見たな…


 若い役者の七之助さん。うまさと美しさに見とれる。若い役者さんの中では、両方を兼ねそろえられた役者さんのお一人。古典歌舞伎も現代的動きも両方なさる間の良い役者さん。
 部分的に中村芝翫のような言い回しも魅力的。
 バレエでいえば『くるみ割り人形 (金平糖の踊り)』で有名な吉田都さんのように、形を作ったあとまだ二度くらい形をつくられて、最後手の先まで余韻を残すと言う見事さ。
 この役者さん、将来はどんな演じ手になられるのでしょう。
    パチパチパチ 拍手

 沢市で今見たいのが仁左衛門さん
 お里で今現在見たいのがあと二人
 故芝翫さんと秀太郎さんのお里
 沢市お里って魅力的だね☆ 


 夜行に励んで板お里。ふたりでお参りに行って云々…。
 観世音菩薩が出てこられて、谷底に飛び降りた二人は助かり、沢市の目も開く(見える)と言うお話だけど…

 このお話って、絵巻物みたいだね☆こういったパターンのお話は結構多いよ☆
 芝居を見ながら、最近楽しんでいる絵巻物(本)が頭に描かれていたよ。
 役者さんを見ながら、絵や詞書が右から浮かんできて、とても楽しかったよ☆





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