和泉古典文庫6 校本 『仁勢物語』
富山高至 編
1991年01月01日
電車に乗った時間などの隙間時間を利用して、再び和泉古典文庫6 校本『仁勢物語』を読み始める。
をかし男、をかし男とワクワクする。
後になってこのような仮名草子が出るとは、業平様も想像だにしなかったであろう。
『伊勢物語』の好きな私にとっては、何度読んでも面白い。
待ち時間やお鍋の煮える時間などを利用して読み進めようと思う。
今回も記録のみにて失礼申し上げます。
ブリタニカ国際大百科事典
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仁勢物語
仮名草子。作者未詳。烏丸光広の作とも伝えられるが疑わしい。2巻。寛永年間 (1624~44) 刊。書名は『伊勢物語』のもじりで,にせ (偽) の意をも含んでいる。
「むかし男」を「をかし男」に変えるなど『伊勢物語』の本文をもじり,当代化した戯文。
『枕草子』をもじった『尤草紙 (もっとものそうし) 』や『犬枕』,『徒然草 (つれづれぐさ) 』をもじった『犬つれづれ』など,江戸時代前期に多く出た擬古典物の一つ。