大阪歴史博物館 特別展「ウクライナの至宝−スキタイ黄金美術の煌めき−」
大阪歴史博物館 公式HPより ▼
大阪歴史博物館では、平成24年9月15日(土)から11月25日(日)まで、6階特別展示室において、特別展「ウクライナの至宝−スキタイ黄金美術の煌めき−」を開催します。
ウクライナは日本から約8,000km西に位置する国で、東側にはロシア連邦、西側ではポーランドに接し、黒海をはさんで南側にはトルコ共和国があります。昨年は独立20周年に当たり、今年は日本との外交関係樹立20周年となります。これを記念して、ウクライナ国立歴史博物館およびウクライナ歴史宝物館が所蔵する国宝級の資料を展示公開します。
展示では、紀元前8世紀頃に遊牧民戦士として恐れられたキンメリオイや、そのキンメリオイを倒して紀元前7〜3世紀に黒海北岸に勢力をもったスキタイ、スキタイと共存していたギリシャ系都市国家、あるいはスキタイをこの地から追い出したサルマタイ、さらにはその後の数々の遊牧民族、黒海からバルト海までを領域としたキエフ=ルーシ、ロシア帝国時代のウクライナなど、時代・民族・文化ごとの特徴的な資料約220点が一堂に並びます。
特に、スキタイは、ギリシャの有名な歴史家ヘロドトスの記録にもあるように、アケメネス朝ペルシャに打ち勝った、最強の騎馬遊牧民として知られています。彼らは巨大な古墳を造り、多数の黄金製品を副葬しました。黄金製品には、グリフィン(ワシとライオンが合体した想像上の動物)やライオン、ヒョウ、シカなどの動物がきわめて写実的に表現されており、スキタイの世界観を知る上でも貴重な資料となっています。
ユーラシア大陸の東西文化が行き交いながら形成された、ウクライナ独自の歴史や文化を堪能するとともに、この国についての理解・関心を高め、さらなる友好を深めることができればと思います。
大阪中之島 国立国際美術館の『エル・グレコ展』を楽しんだ後、大阪歴史博物館へ行き、大阪歴史博物館 特別展「ウクライナの至宝−スキタイ黄金美術の煌めき−」を見たよ☆
この日はNHK収録日と重なったとの理由で、入場料が一割ほどお安くなっていたよ☆ビックリ@@
「ウクライナの至宝−スキタイ黄金美術の煌めき−」では、金製品が多かったよ。
金は多産豊饒なんだって。そういえばイランでも金を買い求める人が多いなぁ〜。財産の変わりに結婚に際して娘に金という国もあるしね^^
赤像式のギリシャ的な焼き物がいくつかあったり、イラン的な文様も多くみられたよ☆
今回の展示物では、ガラス製品が見られなかったなぁ〜。
アキナケス剣にはパルメット文様が刻まれていたけど、【ギリシア神話】【イラン系英雄叙事詩】の二説があるんだって☆会場の説明で記述されていたよ^^
つる草文様もあったりして、心ときめいたよ☆
日本の魚魚文みたいに点々と金に打ち付けた文様も見られたよ。
中には「石人」(儀礼用)なんかがあったりして、○根の形をしていて…。これは書けないね(笑)
スラヴ人の「男性形飾り板」は男性が仮面を付けて踊りを踊る様。これは信仰に使われたんだって☆興味深いナ☆
イランで多くみられたリュトン。今回金一点。
青銅器で造った「ふく」(金篇に復の右)という鍋は、肉を煮たらしい。羊の骨も中に入って出土されたんだって。
(話がそれるけど、アーブグーシュト、たべたいなぁ〜)
メドゥーサ・ゴルゴン文様の飾り板があったよ。
このメドゥーサ、一眼鏡でじっくりと見ると、頭にヘビが二ひきだけだったよ。
動物文様は興味深かったよ☆
スキタイの動物文様は、鹿とグルフィンが特徴的だったよ☆
グルフィンはライオンとワシ
鹿は角が生えていて、古墳では死者をあの世に連れて行くという考えもあったかもしれないと説明に書かれていたよ。
ペルセポリスなどで見たライオンが鹿似くらいついている模様
基本あれに似たような絵柄があったな。
他の動物にのっかっているというのも印象深かったよ。
サルマタイのイルカのペンダントも見られたよ。
イルカって珍しく感じるけれど、以前見たチュニジア世界遺産 『古代カルタゴとローマ展』 きらめく地中海文明の至宝(京都文化博物館)のモザイクでも複数見られたよ。
宝石や玉は赤が多かったけれど、トルコ石(イラン)がひとつも見られなかったのは、不思議だな☆なぜだろう〜?
紅玉骨髄(?)やザクロ石がはめこめられた剣などが見られたよ。
古墳は盗掘を恐れて、地下深く彫って、死人(会場説明)を置いたそうだ☆
ところで…
紀元前7世紀 スキタイが黒海に進出
紀元前2世紀 サルマタイが黒海北岸、スキタイは西へ移動
農耕文化と遊牧文化の両方で、動物文様が特徴的
ウクライナは
1991年ソビエト連邦に伴って建国
黒海の北
大阪から役8000キロ西
そんな感じ…
あとは省略m__m
観覧に結構時間がかかり、見応えのある展示物が多かったよ^^V
この日見た『エル・グレコ展』「ウクライナの至宝−スキタイ黄金美術の煌めき−」両方素晴らしかったので、一日がかりだった。なので、心地良く疲れたよ☆