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Channel: 乱鳥の書きなぐり
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『海辺のリア』4★ 脚本・監督は小林政広、仲代達矢7★/5★(満点を超えている) 黒木華 原田美枝子  小林薫 阿部寛 

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   『海辺のリア』4★ 脚本・監督は小林政広、仲代達矢5★ 黒木華 原田美枝子  小林薫 阿部寛 






 仲代達矢さん主演の『海辺のリア』を見た。

 筋書きには多少の違和感を感じたが、仲代達矢さんの演技が素晴らしい。

 言葉は悪いがおボケが進行した老人が、医療老人ホーム肩脱走して、海辺を歩く。

 老人は海辺を背景に、過去の栄光(役者)の回想と現実の狭間の中で演じる劇中劇という言葉は似つかわしくない回想劇を展開されるが、あまりの迫力と演技の見事さに、食い入って見てしまった。

 こんな役者さんが日本にいらっしゃること自体が素晴らしいと、この映画でも感じた。


 黒木華さんが熱演されていた。

  阿部寛さんがいい味を出されていた。ヘアースタイルが、人物像を醸し出していた。

 私の好きな女優さんの原田美枝子の印象も引き締まっていた。

 小林薫さんは数少ないセルフ。だが、この役者さんは、後ろを向いて立っておられるだけで、重厚であり広がりを見せておられた。


 出演されてる役者さんは少ないのに、それぞれがそれぞれの個性で、映画『海辺のリア』及び仲代達矢さんを引き立てておられた。

 見て良かったと思える映画の一つであった。

 


 ウィキペディアより
   ▼

『海辺のリア』(うみべのりあ)は、2017年の日本映画。脚本・監督は小林政広、主演は仲代達矢。

キャスト
 桑畑兆吉: 仲代達矢
 由紀子: 黒木華
 伸子: 原田美枝子
 謎の運転手: 小林薫
 行男: 阿部寛


スタッフ
脚本・監督: 小林政広
エグゼクティブプロデューサー: 杉田成道
プロデューサー: 宮川朋之、小林政広
アソシエイトプロデューサー: ニック・ウエムラ、塚田洋子
制作担当: 棚瀬雅俊
アシスタントプロデューサー: 萩原直人
音楽: 佐久間順平
演奏: マティアス・ストリングス
撮影監督: 神戸千木
照明: 上保正道
美術: 鈴木隆之
録音: 小宮元
編集: 金子尚樹
助監督: 石田和彦
音響効果: 渋谷圭介
衣装: 黒澤和子
ヘアメイク: 小泉尚子
配給: 東京テアトル


 pony canyonニュース https://news.ponycanyon.co.jp/2017/09/21446 より
     ▼

齢84歳の名優・仲代達矢が主演を務め、自らを投影したかのような役柄を魂を込めて演じた映画「海辺のリア」のDVDが、2017年12月20日に発売される。

本作の主人公・桑畑兆吉は、かつては映画・演劇界で活躍した大スターだが、今や認知症を疑われて長女夫婦によって老人ホームへと送り込まれる身。ある日施設を脱走し、あてもなく海辺を歩き続ける彼は、かつて家から追い出した娘と再会する、まるでシェークスピアの名作「リア王」のように・・・・。
主演は、俳優人生65年となる日本映画界最高峰の俳優、仲代達矢。自身を投影したかのような主人公を全身全霊で演じきっている。また、共演陣には黒木華、原田美枝子、小林薫、阿部寛といった豪華実力派の面々が出演。今や見る影もないかつてのスターとそこに深く関わる者たちの感情が激しくぶつかりあい揺れ動く様をそれぞれが確かな演技で表している。
脚本・監督は、カンヌ映画祭公式出品、ロカルノ映画祭最高賞受賞など、映画作家として主に海外で評価されている小林政広。仲代達矢を「春との旅」「日本の悲劇」につづき3作連続で主演に迎えた。

今回発売が決定したのは、通常版のDVDと特典ディスク付き2枚組の豪華版DVDの2形態。豪華版の特典ディスクには、BSフジ特別番組「役者 仲代達也~走り続ける84歳~」から一部を編集して収録するほか、100分超えの収録内容が予定されている。

【ストーリー】
桑畑兆吉(仲代達矢)は、舞台、映画にと、役者として半世紀以上のキャリアを積み、さらに俳優養成所を主宰する大スターだった。
芝居を愛し続けた、かつてのスターも、今や認知症の疑いがあり、長女・由紀子(原田美枝子)とその夫であり、兆吉の弟子だった行男(阿部寛)に裏切られ、高級老人ホームへと送り込まれる。
遺書を書かされた挙句にだ。
しかし、ある日、兆吉はその施設を脱走する。なにかに導かれるように、あてもなく海辺を歩き続ける。シルクのパジャマ姿にコートを羽織り、スーツケースをひきずって―─。
兆吉は彷徨い歩くなかで、妻とは別の女に産ませた娘、伸子(黒木華)と突然の再会を果たす。兆吉には、私生児を産んだ伸子を許せず、家から追い出した過去があった。
伸子に「リア王」の最愛の娘・コーディーリアの幻影を見た兆吉。兆吉の身にも「リア王」の狂気が乗り移る。
かつての記憶が溢れ出したとき、兆吉の心に人生最後の輝きが宿る―─。

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