映画『蜩ノ記』★★ 『アンデッド刑事<デカ> 野獣捜査線』★★ 『堕落の王国』★★★
主演の役所さんや原田美枝子さんは良かったが、岡田准一さんや子役の言い回しが中途半端。
岡田准一さんの剣さばきには美しい所作を感じず残念であった。
今月の28日から公開の映画に行こうと思っていたが、辞めようと思う。
映画『蜩ノ記』は期待していただけに悶々とした気持ちは晴れず、『アンデッド刑事<デカ> 野獣捜査線』『堕落の王国』を漠然と見てしまった。
前日に見たロシア映画『原題/Solnechnyy udar サンストローク 十月革命の記憶』N・ミハルコフ監督 2014年 160分に感動しすぎかせいか、映画三本も見たというのに、満足感は感じられなかった。
単に面白いのは『アンデッド刑事<デカ> 野獣捜査線』、『堕落の王国』は考えさせる部分もあり、この三本の中では一番面白かった。
映画『蜩ノ記』 ★★/5★
10年後の切腹を命じられた武士の姿を、彼の監視役の目を通して気高く描写。第146回直木賞受賞の葉室麟の原作を、役所広司、岡田准一の競演で映画化した感動の時代劇。
あの黒澤明の遺稿を映画化した「雨あがる」で監督デビューして以来、師の衣鉢を継いで、清廉なドラマ作りに励んできた小泉堯史監督。本作では、葉室麟の原作をもとに、義侠心あふれる武士道をどこまでもまっすぐに貫き通す男たちの姿を端正に描き、同監督らしい清々しい道徳教育劇に仕上がった。
主演の役所が貫録充分の存在感を発揮。また、彼に感化されていく監視役の侍を岡田が好演し、第38回日本アカデミー賞では、本作の最優秀助演男優賞と並んで「永遠の0」では最優秀主演男優賞と、W受賞の栄誉に輝いた。
映画『アンデッド刑事<デカ> 野獣捜査線』 ★★/5★
極悪犯罪組織がのさばる近未来のロサンゼルスを舞台に、手足をもがれても黒焦げになってもよみがえる不死身の警官オフィサー・ダウンが大暴れするバイオレンスアクション。
J・ケイシーのストーリーとC・バーナムの作画によるグラフィックノベル「オフィサー・ダウン」を実写映画化。原作者のケイシー自らが脚本を務め、ユニークで暴力的な作品の世界観を忠実に実写へと移し替えた。
監督はヘビーメタルバンド、スリップノットのリーダーでもあるS・クラハン。彼は加えて音楽(共同)も担当、出演も果たしている。
たとえ焼死体になっても翌日には復活して再び悪と死闘を繰り広げる不死身の警官役を、TVドラマ「サン・オブ・アナーキー」などのバイプレーヤー、K・コーツが無口に熱演。
映画『堕落の王国』 ★★★/5★
ごく普通の生活を送るヒロインの前にハンサムな富豪の青年が出現し、彼女は心ときめかせるが…。メキシコ版「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」というべき官能ドラマ。
美人だがごく普通の生活を送るヒロインの前に、どこか暗い影を宿したハンサムな富豪の青年が出現。彼の巧みなリードで彼女はめくるめく恋愛生活へと足を踏み入れるが、それは堕落の王国への第一歩に過ぎなかった…。
というわけで、あの世界的大ヒット作「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」のメキシコ版というべき妖しくも危険な大人のおとぎ話が、ここに開幕することに。
ラテン系のセクシーな美男美女が繰り広げる、ホットで情熱的な官能世界が何よりの見もの。
監督は「タイム・ウォーリアー」のJ・ロドリゲス。
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