『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』みさほのまき 三
巻之三 八ウ 九オ P.142 143
巻之三 九オから P.143
巻之三 十五ウ 十五オ P.156 157
巻之三 十六ウ 十七オ P.158 159
巻之三 十七ウ 十八オ P..158 159
巻之三 九オから
…………ここも名におに水江(みずえ)の里。浦
嶋ならぬ嶋浦が。その女児(むすめ)なる渡海(わたつみ)に。遊び戯りて帰るを忘れし。
惑はおなじ亀王ハ。家つともなき玉手箱。あけなバ一目いぶせきとて。
日も山のはに入相(いりあい)ごろ。父が門(かど)まで来つれども。いひよる便(たつき)あらざれバ。…
上のように、浦島太郎の物語を引いている。
『俊寛僧都嶋物語』もどこかしこに日本や中国の話が元として物語に花を添えられており、読んでいて退屈がしない。
巻之三 十七ウ 十八オから
読み始めてずっと気になっていた 亀王丸と蟻王丸の名前の由来が、巻之三のここにきて、やっと出てきた。
余談だが、亀王丸と蟻王丸の名をみた時から 梅王丸、桜王丸、松王丸の名がちらついて離れなかった。(芝居好きの後遺症。)
馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』 八巻八冊 絵師:歌川豊広 巻之一 自叙 (3枚)
馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』 八巻八冊 絵師:歌川豊広 巻之一 東都 曲亭馬琴編次(3枚)
『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』巻之二 さすらひの巻 弐 八巻八冊 絵師:歌川豊広 (5枚)
『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』巻之二 みさほのまき 三 八巻八冊 絵師:歌川豊広 (5枚)
『馬琴中編読本集成 第八巻 俊寛僧都嶋物語』
俊寛僧都嶋物語 八巻八冊 絵師:歌川豊広
著者 鈴木重三 編
徳田 武 編
1998年
A5・540ページ
15000円
曲亭馬琴
江戸時代後期
明和4年6月9日(1767年7月4日)生
嘉永元年11月6日(1848年12月1日)没
戯作者、読本作者
読本、合巻、黄表紙、歳時記、随筆
代表作 『椿説弓張月』『南総里見八犬伝』
デビュー作『尽用而二分狂言』
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