2018年夏、地球に接近の火星と、火星を嫉妬し涙するいびつな月
月は写真のブレでは無く、実際に涙の形をし、鼻焼けていた。
2018年、夏、火星接近
赤く輝く火星
15年ぶり、次は17年後。
夫と私は、夜空をしばしばと眺めた。
火星は小さく、赤く輝いていた。
あまりにも小さく光も弱いので、目一杯ズームをしてもコンピューターが追いつけぢ、ズーム自体がフリーズしてぐずる。
カメラのぐずりは、可愛くもなんともない。
カメラがぐずる前に撮った一番初めの写真が、かろうじて一番見やすく写っていた。
ところがどっこい、少し離れて、真珠のような月がカメラと同様にぐずっていた。
真珠のような輝きの月には雲がかかっていた。
その夜の月はいびつで、雪だるま型、或いは涙型の真珠のように見えた。
しばらく待っても、いびつな月。
ははぁん!読めた!
皆が火星に注目する故、月は火星に嫉妬をしているのかとほくそ笑む。
月と火星を交互に眺め、私は十代前半に読んだ、作家星新一氏の一作品を思い出していた。
その話はこのようなものだったと記憶している。
何十(億万?)年に一度地球と別の惑星は大接近する。
地球と惑星が一時的につながり、異星人は地球に乗り込んでくる。
地球人と異星人の社交パーティの始まりである。
異星人はと求人とほとんど同じであった。
その中に美しいご婦人がいらっしゃった。
下心のある男性は、貴婦人に近づき、挨拶を始めた。
そして地球での愛猿の一部だからと、美しい貴婦人に、正式(?)なキスをした。
しばらくして食事が始まった。
貴婦人は急にドレスの裾をまくしあげ、お料理を食べ始めた……………………………。
概ねこんな感じだったかしらん?うる覚えですが、読んだ当初、お口と◯門が逆だなんてと、ぷふっとブラックユーモアー笑をしたものでした。
和歌には月を歌われた歌は多くあるが、火星の歌はあるのでしょうか?
北斗信仰が国内外を問わずどこかしこで見られるので、我が国の和歌にもきっと北斗七星を歌ったものはあるのだろうと思うが、今は思い出せない。
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